来年からだね・・・
ケータイWatchの記事に、 ソフトバンクの「5G」は3月27日から。端末・料金・サービスを発表 てのがありました。
ソフトバンクは3月5日、 5G商用サービスの開始に向けた新商品・新サービス発表会を開催したそうです。3月27日に開始する5G商用サービスの料金プランや端末、新サービス「5G LAB」が紹介されたとのこと。
詳細は記事をご覧いただきたいのですが、記事にもある通り料金が既存の4G向け料金プランに5G基本料(1000円)を足す形で5Gを利用できる形になったのが注目点ですね。
韓国などの5G先進国の場合、5Gの料金はアンリミテッド(使い放題)が基本です。今回のソフトバンクのプランが4G向け料金プランに5G基本料(1000円)を足す形で5Gを利用できる形にしたのは、そもそもまともに使えないからでしょう。
別記事の ソフトバンクの5G、最初はどこで使える? にて5Gの利用可能エリアが掲載されているのですが、3月31日時点で利用できるのは、千葉県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、福岡県の一部エリアのみなのです。東京に限って言えば、東京23区でいえば山手線の秋葉原駅から浜松町駅辺りまでで本当にごく一部のみなのです。
もちろん徐々に使えるエリアは広がっていくと思うのですが、今年中に5Gのサービスをまともに利用できるエリアというのは本当に限られた地域のみです。
また、当然ですが5Gは5G対応端末でないと利用できません。既存端末では利用できませんから5Gを利用するのであれば、端末を購入する必要があります。今回のソフトバンクの発表では4機種が発表されましたが、Reno3 5G以外はミッドレンジ以上のモデルなので、軒並み10万円程度する端末です。総務省の値引き規制もあって安く販売できないこともありますので、高級端末にすぐに手を出す方は一部のアーリーアダプターのみとなるでしょう。
使える地域はごくわずかですし、端末もお高いままとなると買う理由が有りません。現在の4Gで満足できない方がどれだけいらっしゃるかですが、正直そんなにいないと思います。
今年は確かに日本の「5G元年」ではあるのですが、基地局が全国的に整備されて、端末もお求めやすい価格のものが多く出てきてからが本当の「5G元年」になると思いますので、本格的な普及は来年以降になると思います。
焦って5G端末を買う必要はありません。きちんと使えるようになってからで十分ですよ。