MVNO危うし・・・
ケータイWatchの記事に、 2年縛りなしのワイモバイル新プラン、1480円から てのがありました。
ソフトバンクは、電気通信事業法改正による分離プラン義務化にあわせて、ワイモバイルの新料金プランを発表したそうです。記事によると・・・
新しいスマートフォン向けプランは、データ容量3GBの「スマホベーシックプランS」(月額2680円)、9GBの「スマホベーシックプランM」(月額3680円)、13GBの「スマホベーシックプランR」(月額4680円)の3種類。いずれも、従来の同等プランと比べて300円値下げされ、2年契約と契約解除料のないプランとなっている。
だそうですよ。中の人もこれは気になっていたので、現在中の人が利用している楽天モバイルの「スーパーホーダイ プランS(2GB)」との料金比較を行ってみました。2年間利用のトータルコストで比較しています。ちなみに両プランともに10分間の国内通話が無制限のオプションも付いています。
まずワイモバイルの最も安いプランである、データ容量3GBの「スマホベーシックプランS」ですが、
月額2680円 ✕ 24ヶ月 = 64,320円
となっています。
ワイモバイルでは、新規契約、MNP、契約変更と同時に申し込む場合には6カ月間、月額700円引の「新規割」が適用により 6カ月間、月額700円を割引してくれるそうなので、それを差し引いて・・・
64,320円 - 4,200円 = 60,120円
これがワイモバイルの新プランの2年間のトータルコストです。
次に楽天モバイルの「新スーパーホーダイプランS」(2019年10月より)は、月2GBで月額2,980円だそうですので・・・
月額2,980円 ✕ 24ヶ月 = 71,520円
となります。楽天会員になると「楽天会員割」として1年間1,500円を割り引くのでそれを差し引きして
71,520円 - 18,000円 = 53,520円
更に楽天のダイヤモンド会員の場合は、ダイヤモンド会員割として500円を1年間割引となるが、割引のハードルが高いので今回は比較対象としていません。
2年間のトータルコストで見る限り、楽天モバイルのほうが6,600円安くなりますけど、それ以降については月額料金はワイモバイルの新プランのほうが安いです。また、通信容量もワイモバイルのほうが1GB多いのでお得感が高いですね。
そして何よりもピーク時の通信速度の落ち込みがサブブランドではないので、通信品質については圧倒的にワイモバイルに分があることは否めません。
以上のことよりも、今回のワイモバイル新プランに関しては、結構インパクトが高いものとなっているようです。
MVNOの利点としては、通話が不要であれば、まだワイモバイルの新プランより安くなりますが、MVNOで10分間通話し放題などのオプションを付けるとすれば、ワイモバイルより高くなってしまうMVNOが殆どでしょう。
通信容量が3GB以下で通話が不要な場合以外は、ワイモバイルの新プランに対抗するのは難しい状況となっていますね。正直MVNOを潰しに来ていると言っても過言ではないです。
果たして他のMVNOがどういった料金を打ち出してくるのかが見ものです。MVNOの奮起に期待したいところです。