ロボット化は進む・・・
CNETの記事に、 アマゾン、カリフォルニア州でも自動配達ロボット「Amazon Scout」を運用開始 てのがありました。
Amazon.comは、自動走行ロボット「Amazon Scout」による配達をカリフォルニア州でも開始すると発表したそうです。記事によると・・・
Amazon Scoutは、大きさがクーラーボックス程度のボディに6個の車輪を備え、歩道を自動走行して荷物を注文主の玄関先まで配達するロボット。2019年1月よりワシントン州で試験運用している。走行中にスケートボードやごみ箱、ベンチなどの障害物と出会うと、自動的に避けて進む。ワシントン州では、天気の良いときだけでなく、雨や大雪でも試験をしたという。カリフォルニア州南部のアーバインで試験運用を始める理由について、Amazon.comは「Scoutをもう少し日光浴させて良いころ合いになった」と説明。
だそうです。記事にもある通り、既に2019年1月よりワシントン州で試験運用していますが、対象地域を増やすということは順調なのでしょう。
当然ながらこれが一般化すれば、ロジスティクスが根本的に変わる可能性があり、将来のロジスティクスを占う意味で見逃せないトピックであることは間違いありません。
ご存じの方も多いかと存じますが、Amazonは自社配送に並々ならぬ投資を行っています。自社の貨物航空機は既に42機の貨物機を運航中で、2021年までに70機に拡大する予定だそうです。既に陸・海・空それぞれの物流に投資しており、今回の自動走行ロボット「Amazon Scout」もその自社配送網整備の一貫です。
「Amazon Scout」は陸上配送ですが、「Amazon Prime Air」と呼ばれているドローンによる空中配送も着々と進めており、Prime Airで使用する最新ドローンを公表したりしています。Prime Airも既に実証実験は済んでいますし、航空運送業者の認可をFAAから取得もしていますので、こちらもまもなく実用化の見込みです。
ロボットによる配送はまだまだ先と思ってらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも本国のAmazonは既に実用化にこぎつけているものもあり、夢物語で無いことは間違いないようです。