正しい方向・・・

 

ITmediaの記事に、 講談社、海賊版リーチサイト「はるか夢の址」運営者に損害賠償請求 てのがありました。

 

講談社は7月9日、不正アップロードされた漫画など、海賊版コンテンツに利用者を誘導するリーチサイト「はるか夢の址」(あと)の運営者3人に対し、損害賠償を求める民事訴訟を起こしたと発表したそうです。記事によると・・・

 

今回の民事訴訟では、同社が発刊する「ヤングマガジン」「イブニング」など8誌に関する損害額を1億6000万円と試算して請求する。主張が認められた場合、支払いを受けた損害賠償金は、読書の普及を進める団体に寄付する予定という。同社は「海賊版被害の拡大、蔓延を防ぐために、積極的に違法サイトの運営者らの責任を追及する」とコメント。「今後も漫画家ら創作者の努力を踏みにじる悪質な権利侵害案件については、刑事告訴に加えて今回のように民事訴訟の提起を進める」としている。

 

だそうです。この手の海賊版サイトやリーチサイトなどについては、以前より該当サイトへのブロッキングの問題も含め、世間を賑わせました。奇しくも今日同じITmediaにて、「漫画村」元運営者とされる星野ロミ、フィリピンで逮捕 地元メディア報道 との報道もあり、海賊版サイトの元運営者が逮捕されました。

 

中の人は、やはりこの手のサイトは「サイトの閉鎖」「運営者の逮捕」が基本であって、安易にブロッキングへと向かうのは違うと思っています。もちろん、著作権者の側からしたらブロッキングも手段としてはありだとは思うのですが、方法論の規制はやはり後だと思うのです。

 

ネットに海賊版を挙げているのは人間で、自動でアップされているわけではないのです。その人間の逮捕やサイトの閉鎖を経ずして、先にブロッキングありきは順番が違うような気がします。

もし、著作権者側にサイトの閉鎖や運営者の逮捕が難しいからという理由があるのであれば、なおさらだと思うのです。

 

今回のように、海賊版サイトの運営者も逮捕していますし、リーチサイトの運営者にも損害賠償請求は出来ているわけですから、こういったサイトは必ず逮捕され、損害賠償請求も来るということを世間一般に認知させることも再犯防止には重要だと思いますね。