ネガティブな印象・・・

 

ITmediaの記事に、 富士フイルムの写真クラウド「PhotoBank」開始 アナログ写真もスキャンして一括管理、AIで整理 てのがありました。

 

富士フイルムは5月9日、大量の写真を管理できるクラウドサービス「FUJIFILM PhotoBank」を始めたそうです。記事によると・・・

 

まずスマートフォンアプリで提供。アナログ写真をスキャンしてアップロードする有償サービスを利用すれば、アナログ写真とデジタル写真と一緒に管理できる。人工知能(AI)を使って写真にタグを自動付与し、写真を整理できる機能も備えた。利用料金は、5GBまで無料、25GBプランは月額190円など。

 

だそうです。写真をクラウドで管理できるサービスは FlickrGoogleフォト 等々、非常に多くのライバルがいますがあえて今このサービスに参入する理由は何なんでしょうね。アナログ写真をスキャンしてアップロードする有償サービスというのは確かに他社にはない機能のような気もしますけど、アナログ写真をいっぱい持ってる方は、既にフィルムスキャナーなんかでデジタル化してるのではとも思いました。

 

記事にもある通り、外部企業がユーザーに製品やサービスを提供する「マーケットプレイス」を2020年初頭にオープンする予定とのことなので、どうもこれが主目的のようです。

 

実はこの記事以前に、東洋経済で 富士フイルム、「写真銀行」でグーグル超えるか との記事があり、そこに富士フィルムの担当者のインタビューも載っていたのですが、なんとも商売っ気マンマンというか、ユーザーの写真データを活用すること前提でお話されていて、あまりユーザーとして気持ちのいいものではないような感じだったんです。実際に東洋経済の記事についたコメントが結構否定的なものが多いのも、なんとなくサービスの行く末を危惧させます。

 

Googleフォトなどは1600万画素以下であれば、容量無制限無料で利用できるのに対して、今回のサービスは5GBまで無料とサービスの料金についてはGoogleフォトには遠く及ばないですし、他の同様のサービスと比べても突出したものはないんです。それに加えてビックデータの利用ありきみたいな書き方だったので、ユーザーも反発してるみたいですね。

 

国内企業のサービスですから、応援したいのは山々ですが、中の人はGoogleフォトで間に合ってますので、とりあえずは利用はいいかなという感じ・・・

 

AIの自動タグ付けのレベルなども気にはなりますので、気になる方はまずは無料でお試しになってみてはいかがでしょうか?