変革のとき・・・
PC Watchの記事に、 Google、同社の持つ強みを総動員したクラウドゲームプラットフォーム「STADIA」 てのがありました。
米Googleは、Chromeブラウザ上で動作するクラウドゲーミング技術「STADIA」を発表したそうです。記事によると・・・
Stadiaは、Chromeブラウザが動作する、PC、Chromebook、スマートフォンなどのほか、Chrome対応のあるいはChromecastを接続したTVなど幅広いデバイスで動作する。ゲーム自体はGoogleデータセンターのマシン上でレンダリング、処理されるため、クライアント側には強力なGPUは不要となる。
だそうです。これはかなりスゴイですね。今までのゲームプラットフォームの革新というか、変革というか・・・
今までのゲームはPCであれ、Playstationなどのコンソールであれ、スマホであれ、一般的にはゲームをローカルにダウンロードしてインストールして利用していたわけです。ですので、利用するプラットフォームによっては、処理能力が不足してしまったりして、満足にゲームを遊べない場合もありました。
中の人はPCでFPSを良くするのですが、PCの場合、特にグラフィックボードによる性能差がかなり出る場合があるわけです。ですので、nVidiaなどのグラボを購入してゲームを有利に進めようとしたり、よりキレイな画面でプレイできるように環境を整えていました。
でも、その作業が全てクラウド上で行われて、ユーザーはクラウドから配信される映像だけ見てプレイするというのが今回の「STADIA」なんですね。つまり、ゲームをするのに、高価なグラボやPlaystationなどのコンソールが不要になるということです。
これを変革と言わずして何というのか!
ただ、当然ながら一度クラウドで処理してデータが送られてくるわけですから、レイテンシ(遅延)が一番気になります。FPSなんかでは遅延は即「死」に繋がりますので、遅延は許されません。このあたりはどの程度なのかは実際に体験しないと何とも言えませんね。
とにかく、ゲームプラットフォームの大変革であることは間違いないですので、今後の展開を期待して待ちたいと思います。