怖いものなし・・・

 

ITmediaの記事に、 「殿様商売だ」「えげつない」 Amazon、1%ポイント付与を“強制” 出品者が費用負担、批判相次ぐ てのがありました。

 

Amazon.co.jpがこのほど「Amazonポイント」の制度を変更すると発表し、5月23日以降、Amazon直販商品、出品者からの商品を問わず、購入者に対し、販売価格の最低1%のポイントを付与するよう変える予定だそうです。記事によると・・・

 

2月22日現在、Amazonポイント規約は、「出品者が定める付与数または付与率に従い付与される」となっている。しかし5月23日以降は全ての商品に価格の1%分のポイント付与が必須となる。導入から2週間後の6月3日時点で、付与率を設定していない出品には、Amazon側が自動で設定するという。このポイントの費用は出品者の負担となり、売上から他の手数料などと合わせて控除されるとしている。

 

だそうです。一方的な通告なんですかねぇ。Amazon直販商品はともかく、マケプレ出品者にとって見れば、まさに寝耳に水でしょうから、到底「ハイそうですか」と承服できるわけもありません。

 

当然ながら、出品者からは非難轟々のようなのですが、Amazonはおそらくどこ吹く風という感じで淡々と進めてしまうのでしょうね。

 

中の人が驚いたのは、日本の公正取引委員会がいわゆるGAFAについて、実態調査を始めている中での今回の施策の発表ですから、わざとやっているのかと思えるほどのタイミングです。

 

今回の施策に関しても、素人目に見ても独禁法上の「優越的地位の濫用」に当たるような気がしないでもないですし、公取委が今回の施策をこのまま見過ごすとも思えません。

 

これからAmazonと公取委の戦いの火蓋が切って落とされようとしています・・・