あえての外し・・・

 

ケータイWatchの記事に、 OPPO「R15 Neo」4GBモデルは8月31日発売、税抜2万9880円 てのがありました。

 

OPPO Japanは、大画面や大容量バッテリー、デュアルカメラなどの特徴を備えながら価格も抑えたSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「R15 Neo」を発売するそうです。記事によると・・・

 

ディスプレイは6.2インチ、19:9、1520×720ドット(HD+)のTFT液晶ディスプレイ。チップセットはSnapdragon 450、メモリー(RAM)は4GBまたは3GB、ストレージは64GB。最大256GBのmicroSDXCカードを利用できる。メインカメラは1300万画素+200万画素デュアルカメラ、インカメラは800万画素。OSはAndroid 8.1で、ユーザーインターフェースはColorOS 5.1。

 

だそうです。今日は同時にOPPOのハイエンドモデルの「R15 Pro」も発表になってるんですけど、中の人が気になるのは普及価格帯の「R15 Neo」なので、あえてこちらをネタにしますよ。

 

記事にもある通り、第一印象でスペックを見たときに中の人は・・・

 

「なんだ画面はデカいけど、解像度は1520×720ドット(HD+)だし、カメラも大したことないし、価格勝負の商品なのね。」

 

と思ってました。上記の感想はどうしても既存のコスパモンスター機である 「HUAWEI P20 lite」 とスペックを比較してしまっているからです。ところがスペックをよ~くみていくと気がつくことがあります。

 

画面は「R15 Neo」のほうが多少大きく、ストレージは倍の容量、画面解像度は確かにに低いが、バッテリー容量は4230mAhと1230mAhも多くなっている。

 

分かりにくいかもしれないので、スマホを実際に探している人で考えてみましょう。その人は、一日中外仕事で、常にスマホをいじっている人です。外で仕事の写真を取ることも多く、ストレージ容量も必要です。

 

さぁ、こういった人の場合、求めているのはバッテリー容量とストレージ容量が多い機種だとします。そういった場合に、「HUAWEI P20 lite」より「R15 Neo」を選ぶ可能性が高くなります。だって、バッテリー容量が1230mAhも多くて、ストレージも倍の容量なんですから。

 

何が言いたいのかというと、「HUAWEI P20 lite」を必要としている以外の層の取り込みをうまく狙った仕様にしているなと思ったんですね。

 

OPPOはご存知の通り、HUAWEIと同じ中国のメーカーです。当然ながら「HUAWEI P20 lite」を知らないわけがありません。日本で馬鹿売れしていることも知っているでしょう。であれば、スペックも研究し尽くしているはずなんですが、それ以上のスペックのものを出すのではなく、「HUAWEI P20 lite」の弱い部分を狙ったスペックにしてきているなということなんです。

 

OPPOが狙ってやってきているのかどうか定かではありませんが、競合するのは価格帯だけで、スペックは似ているようで異なっているんです。つまり、同じ価格帯でも棲み分けが出来るスペックにしてきているのではないかと・・・

 

自分でも流石に読み過ぎかと思うんですけど、OPPOはすでにスマホの世界シェア4位の会社なんですね。HUAWEIに肉薄している会社と言っても過言ではありません。

 

実は今回紹介していないハイエンドモデルである「R15 Pro」も、あのスペックと価格で、あえて日本仕様としてIPX7の防水とFeliCa(おサイフケータイ)をつけてくるという念の入れ様なんですよ。

 

予想以上にOPPOは良いスマホを作ってきてますよ。今後のHUAWEIとの競争にも非常に期待しています。