物理認証は強い・・・
ITmediaの記事に、 Google、オリジナル認証端末「Titan Security Key」をGoogleストアで発売へ てのがありました。
米Googleは、クラウドサービス関連の年次イベント「Google Cloud Next ’18」で、オリジナルの認証端末「Titan Security Key」を発表したそうです。記事によると・・・
Titan Security Keyは、ファームウェアはGoogleが開発したが、FIDOのプロトコルをサポートするので、Googleだけでなく、Facebookなど他社のサービスやハードウェアで利用できる。米CNETによると、販売価格はBluetooth版とUSB版のペアで50ドル(約5600円)、いずれか1つで20~25ドルになるという。
だそうです。いわゆる2段階認証のUSBキーで、珍しいものではないんですけど、これを8万5000人以上の自社の従業員に認証デバイスとしての使用を義務付けたところ、フィッシング被害が0件になったとのことで効果はお墨付きといったところでしょうか。
GoogleやFacebook、Amazon、Microsoftといった大手のサービスでは、ほぼ確実に2段階認証の設定が可能となっています。通常のIDとパスワードの認証に加えて、今回のようなUSBキーでの認証やワイタイムパスワードでの認証が必要になってくる仕組みです。
ワンタイムパスワードなどですと、メールで送られてくるタイプだと盗み見られてしまうと突破されてしまう可能性がありますけど、今回のようなUSBキーなどの物理キーであれば、そのキーが挿されない限りは突破できませんので、そういった点では安心ですね。
まだ、2段階認証をご利用でないもいらっしゃると思いますが、Googleのように導入すればそれなりに効果があるものです。ちなみに中の人は、Google、Microsoft、Amazon等々、2段階認証が設定可能なサービスについては全て設定しています。
今回のように、物理キーを用いなくても、専用アプリでワンタイムパスワードを設定するなどの方法もありますので、こうったUSBキーなど購入しなくても設定は可能ですよ。
今回のGoogleの「Titan Security Key」もFIDO(ファイド)アライアンスの規格に沿ったものですので、FIDOの規格に沿った商品であれば、どのようなものでもおkです。
別記事にあったのですが、今回の「Titan Security Key」は飛天ジャパンが販売するセキュリティキー『ePass FIDO』シリーズと同じもののようです。見た目が全く一緒ですからね。
まだ2段階認証を設定されていない方は、ぜひこの機会に2段階認証を設定されてみてはいかがでしょうか?
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