公式ストアも信用できない・・・

 

窓の杜の記事に、 「LibreOffice」がストアに登場 ~ただし、開発元のDocument Foundationは関与を否定 てのがありました。

 

オープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice」が、7月9日から“Microsoft Store”で公開されていることが明らかになったそうです。ただし、開発元のThe Document Foundationは関与を否定しているとのこと。記事によると・・・

 

ストアに掲載された「LibreOffice」は、プライバシーポリシーなどのリンクこそ公式サイト“libreoffice.org”へ設定されているものの、公開元は“The Document Foundation”ではなく、“.net”となっている。また、価格が2.99米ドルに設定されている(無償での試用期間付き。現在、日本からは購入できない模様)が、The Document Foundationによると収益の徴収は行っていないという。公式の「LibreOffice」は現在、公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 

だそうです。中の人も早速“Microsoft Store”に行って、「LibreOffice」で検索をかけたのですが、残念ながら既に削除されたようで見つけることは出来ませんでした。

 

記事にもある通り、「LibreOffice」はOSSですので今回のように2.99ドルで買う類のものではありません。「LibreOffice」の本家からでも、本エントリーのソースの「窓の杜」からでも無料で手に入れることができます。

 

本件はやはり開発元のThe Document Foundation以外の何者かが、「LibreOffice」と勘違いさせて収益を狙ったものであると考えるのが妥当だと思います。ただ、“Microsoft Store”のようなMS直轄のアプリのマーケットでこのようなものが平気で掲載されてしまうのは、いかがなものかと思います。

 

もちろん、今回の“Microsoft Store”以上にAndroidの”Google Play”などでは、怪しいアプリが幅を効かせてたりしますので、“Microsoft Store”だけの問題ではないことは重々承知しているのですけど・・・

 

“Microsoft Store”や”Google Play”などの公式のアプリストアでも、こういったアヤシイアプリが入り込む余地はありますので、開発元やダウンロード数やレビューなどの情報を精査した上で、ダウンロードするかどうかを決める習慣を身につけたいものです。

 

ましてや公式ストア以外の場所からアプリをダウンロードする場合などは、最新の注意を払う必要があります。可能であれば、公式ストア以外の場所からダウンロードすることは極力控えたほうが良いでしょう。

 

アプリをダウンロードする際には、十分にご注意ください。