無料はデカい・・・

 

ケータイWatchの記事に、 「MUSICカウントフリー」は正式サービスも無料に、「OCN モバイル ONE」 てのがありました。

 

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、MVNOの「OCN モバイル ONE」において、音楽サービスによるパケット通信量の消費をカウントしない「MUSICカウントフリー」の正式サービスを8月1日から開始するそうです。記事によると・・・

 

「MUSICカウントフリー」は、対応する音楽配信サービスで利用するパケット通信量をカウントせず、料金プランで契約している月間のデータ通信容量を消費しないというサービス。動画やSNSなどは含まず、音楽サービスに特化した内容になっている。対応する音楽ストリーミング配信サービスは、トライアル中と同じで、Amazon Music、AWA、dヒッツ、Google Play Music、Spotify、ひかりTVミュージック、レコチョクBestの7つ。いずれも「OCN モバイル ONE」とは別に契約や料金が必要。

 

だそうですよ。これまでにも、カウントフリーサービスは他のMVNOでも結構あったのですが、今回のサービスは申し込みが必要とは言え、無料 で利用可能というのは今までにないものですね。

 

記事にもある通り、音楽ストリーミングサービスですから「それなりに帯域を圧迫するのでは?」との懸念はあって当然だと思うんですけど、OCN側が大きな影響はないとの判断でサービスインに踏み切ったようです。

 

他のMVNOでもカウントフリーを行っているところはあります。

などですかね。LINEモバイルに関しては、オプションではなく料金プランでの設定なので、後付は出来ないんですね。ちなみに3GBで 月額2,390円(通話SIM)です。利用できるのはLINEミュージックのみという制限があります。
 
Biglobeモバイルのエンタメフリーオプションは、文字通りオプションですので後付可能で月額480円(税別)で利用可能です。こちらは音楽だけでなくYoutube、AbemaTV、U-NEXTなどの動画サイトもカウントフリーになるので、一概に比較はできませんね。
 
とにかく、オプションであれ料金プランであれ、基本的に有料で提供されていたものが、無料で利用できるとなれば、かなりのインパクトではあります。
 
依然としてこのカウントフリーの施策が「通信の秘密の侵害にあたらないのか?」という懸念はありますが、利用者にとって見れば、音楽ストリーミングサービスがカウントフリーであれば気兼ねなく聴き放題になりますから、キャリアからの移行を考える人も出てくるかもしれません。
 
MVNOは既に淘汰の時代に突入しつつありますし、値下げ合戦はこれ以上無理であることは明白です。となれば、あとはサービスで差をつけるしか無いわけで、その中で今回のOCNのサービスは他社に先駆けてインパクトのあるもので有ることは間違いないでしょう。
 
果たして他社も追随するところがあるのか?今後の展開に期待したいところです。