バグの上塗り・・・
PC Watchの記事に、 レッツノート用「バッテリー診断・制御プログラム」でOSが起動しなくなる不具合 てのがありました。
パナソニックは、2018年6月12日から提供を開始している「バッテリー診断・制御プログラム」のダウンロードを、6月22日午後3時30分より、一時的に停止したと発表したそうです。記事によると・・・
リコール対象となっている機種のうち、CF-S10/N10シリーズ、CF-SX1/NX1シリーズ、CF-SX2/NX2シリーズの一部モデルで、インストールの途中で、セットアップエラーが起こり、PCが起動しなくなるなどの症状が発生したための措置だ。起動しなくなったPCは、メインボードの交換が必要になるが、HDDへの影響はないため、データの消去などは起こらないとしている。なお、不具合が発生せずにインストールが完了している場合は、プログラムが実行されており、そのまま使用できるという。
だそうです。詳細は記事に譲りますが、このプログラムというのが、レッツノートシリーズの一部機種で、劣化が進んだバッテリーパックから発火する可能性があるとして、その対応策が「バッテリー診断・制御プログラム」だったんです。
つまり、バッテリーパックから発火するのを抑制するためのプログラムだったわけですが、そもそもPC自体が起動しなくなってしまうという究極の発火抑制プログラムになってしまったわけです。そりゃ、起動しなけりゃ発火しないですよね。
対象機が2011年と2012年モデルで比較的古めの機種なので、メーカーさんに多少同情の余地はあるのですけど、そもそもバッテリーパックから発火する可能性がある事自体がヤバいですし、それを抑制するプログラムにもバグが出てしまうのは「レッツノートブランド」としては、少し残念ですね。
修正プログラムの配信の対象となるCF-S10/N10シリーズ、CF-SX1/NX1シリーズ、CF-SX2/NX2シリーズは、国内外を含めて、592,704台にのぼるそうで、対象がごくわずかという数字ではありませんが、エラーの発生確率は0.4%とかなり低いため、すべての機種で症状が発生するわけではないようです。
ただ、対象となっている機種はそもそも、バッテリーパックから発火する可能性あるために、リコール対象となっている機種です。該当機種をお持ちの方で、バッテリーパックをリコールされていない方は、まずはリコールをお薦めします。
レッツノートの対象機をご利用の方は、念の為、ご確認をお願い致します。