環境が整いつつある・・・

 

INTERNET Watchの記事に、 10GBASE-T NASが3万円強、ASUSTORの廉価NASが7月発売 てのがありました。

 

CFD販売株式会社は、10GBASE-Tを標準装備したASUSTORの4/2ベイNAS「AS4000シリーズ」2製品を7月中旬から下旬に発売するそうです。記事によると・・・

 

AS4004T/AS4002Tは、1月の「CES 2018」で発表され、6月の「COMPUTEX TAIPEI 2018」でも展示されていた製品で、10GBASE-T×1の有線LANポートを標準で搭載しながら低価格なのが特徴。
リンクアグリゲーションに対応する1000BASE-T×2の有線LANポートも装備しており、10GBASE-T非対応の環境でも、3本のLANを束ねて最大3Gbpsでの通信が可能。

 

だそうです。これで価格が、4ベイの「AS4004T」が4万2500円前後、2ベイの「AS4002T」が3万463円前後だそうですから、10GBASE-Tを搭載したNASとしてはかなり安いですよね。

 

10GBASE-T関連商品は、このところかなり価格がこなれてきました。ここ最近では以下のような記事がありました。

LANカードやハブもかなり現実的な価格になってきて、導入のハードルがかなり下がってきてます。今やどんなPCでもGbEは当たり前のように装備されてますし、ハブも非常に廉価です。ただ、やはり大きなデータを日常的に利用する特殊な分野では、GbEでも役不足ですよね。
 
中小企業等におけるデータストレージの要であるNASがこれだけ安くなってくると、あとはNICとハブとケーブルだけ用意すれば少なくとも社内でのデータのやり取りは非常に高速化出来ますから、検討の余地は十分にあると思います。
 
NICを接続するPCIeの世代の問題や、何よりNAS側のHDDの転送速度の問題もあって、10GBASE-Tの導入が即、激速環境構築という訳にはいかないですが、少なくともハードウェアの金額的な問題はクリアされつつあるということだけは間違いないので、環境が許すならば導入を検討してもいいのかもしれません。
 
データ送受信のさらなる高速化をご希望の方は、10GBASE-T環境構築をご検討になってみてはいかがでしょうか?