ip2700は何処に・・・

 

PC Watchの記事に、 キヤノン、実売7,430円のインクジェットプリンタ「PIXUS TS203」 てのがありました。

 

キヤノンは、低価格なA4インクジェットプリンタ「PIXUS TS203」を2月22日に発売するそうです。記事によると・・・

 

これまで同社の低価格ラインナップは「PIXUS iP2700」が担っていたが、これに置き換わるものと見られる。最高解像度は4,800×1,200dpiで変更はないが、ノズルなどが変更されており、使用するインクなども異なる。

 

だそうですよ。なんで今回こんなぶっちゃけどうでもいいようなプリンタを取り上げたかというと・・・

 

これまで同社の低価格ラインナップは「PIXUS iP2700」が担っていたが、これに置き換わるものと見られる。

 

そうこの一文ですよ。いやいや、置き換わるってことはiP2700は終息ってことですかいね?

終息だとしたら残念というか気軽にご提案できるプリンタが減ってしまって非常に困りますなぁ。

 

ご存じの方も多いと思いますが、この正式名称 Canon PIXUS iP2700 という機種はまさに「使い捨てプリンタの代名詞であり、デビューが今から遡ること8年前の2010年2月下旬と超絶古い機種にも関わらず、未だに価格コムの売れ筋ランキングで2位(今日現在の順位)を獲得している超ロングセラー商品なんですよ。

 

そしてその価格ですが、今日現在の価格コムでの価格が ¥2,678(税込・送料無料) と、まさに交換インクよりも安いプリンタなんです。ちなみに今日現在のiP2700の純正交換インクであるBC-310 (ブラック)が¥2,330、BC-311 (3色カラー)が¥2,520 なので、ホントにインクより安いプリンタなんですね。インクが無くなったら、インク交換するより本体買ったほうが安いプリンタなんて世界中どこ探したってこれしかありませんよ。

 

もちろん弊社でも使ってますし、ウチのお客様にも気軽に買えるプリンタとしてお薦めしたりしたこともありました。それが終息してしまうのだとしたら非常に残念ですね。

 

今回の「PIXUS TS203」はiP2700に比べて特別性能が上がってるというわけでもなく、むしろ印刷スピードなんか落ちてるくらいで、とてもこれを後継機として認めるのはチョットどうかと思うような仕様ですよ。

更に当然ながら価格も今のiP2700より上がってしまうわけなのでねぇ・・・

 

まぁiP2700は本体をタダみたいな価格で売って、交換インクで儲けるという従来のプリンタメーカーの儲けの図式の権化みたいなプリンタですので、時代に合わなくなってきたと言えばそうなんですけどね。

 

iP2700の販売がいつ終息するのか定かではありませんが、安いプリンタをお探しの方は販売終了までにおひとついかがでしょう?