ご注意を!
CNETの記事に、「Windows」版「Google Chrome」をフリーズさせる新手の詐欺が登場 てのがありました。
技術サポートをかたる詐欺師たちが、偽のサポートホットラインの電話番号が書かれた偽のセキュリティアラートで、ブラウザをフリーズさせる新たな手法を開発したそうです。記事によると・・・
Malwarebytesの研究者らが発見した新手法は、「Windows」版「Google Chrome」の現行バージョン(64.0.3282.140)を標的にする。この手法は、ブラウザに対してウェブから何千ものファイルを迅速にダウンロードするよう命令することで、瞬時にChromeを応答不能の状態にし、「X」ボタンをクリックしてタブやウィンドウを閉じる操作を実行できなくする。
だそうです。本ブログでも度々Windowsのエラーを偽ってサポートに電話させてソフトを売りつける手口の詐欺をご紹介してきましたが、今回のものは実際にGoogle Chromeをクラッシュさせて「X」ボタンをクリックしてタブやウィンドウを閉じる操作を実行できなくさせている分、ホントの不具合だと思われてしまう方もいるかもしれません。
記事にもある通り、ある程度の知識のある方であれば、タスクマネージャーなどで問題のプロセスを終了させるなどの方法が思いつくかもしれませんが、そういった方法は思いつかない方もいらっしゃいます。
今回のものはGoogleChromeを標的にしていますが、既にChromeはブラウザシェアではIEやEdgeを抜いてトップシェアを獲得していることからも、攻撃対象に選ぶのは理解できます。
今後同様の手口をローカライズして日本語の攻撃サイトが出てくることも容易に予想されますので、万が一こういった状況になってしまった場合には、[Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを押してタスクマネージャーを開いてプロセスを終了させるか、それがわからない場合は再起動を掛けるなどの対応をお薦めします。
皆様くれぐれもご注意くださいね。