ほぼ全部のCore iだよね・・・
PC Watchの記事に、 Intel、Sandy BridgeからKaby Lakeのシステムで“再起動問題”が発生中 てのがありました。
Intelは、投機実行の脆弱性によるSpectre/Meltdownに対するファームウェアアップデートの適用後において、Sandy Bridge/Ivy Bridge/Skylake/Kaby Lakeのシステムで、OSが再起動してしまう問題が発生していることを発表したそうです。記事によると・・・
1月11日(現地時間)の段階ではBroadwellとHaswellのクライアントとサーバーシステムで再起動の問題が発生していると伝えていたが、上記のプロセッサについても同様の症状が報告されているという。
Intelは現在原因の特定を急いでいるとのことで、ベンダー向けに来週までにはベータのマイクロコードを提供する予定としている。
だそうです。Spectre/Meltdownの脆弱性については、各方面で対策が進んでますが、IntelのCPUにおいてはかなり混乱してるみたいですね。記事にもある通り、当初はBroadwellとHaswellのみみたいなこと言ってたようですけど、更にSandy Bridge/Ivy Bridge/Skylake/Kaby Lakeが追加されたようです。
え~と、それってほぼ全てのCore i シリーズですよね。Core i シリーズは現在最新が第8世代のCoffee Lakeですけど、過去の歴史を振り返ってみると・・・
- 第1世代 Nehalemマイクロアーキテクチャ
- 第2世代 Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ
- 第3世代 Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ
- 第4世代 Haswellマイクロアーキテクチャ
- 第5世代 Broadwellマイクロアーキテクチャ
- 第6世代 Skylakeマイクロアーキテクチャ
- 第7世代 Kaby Lakeマイクロアーキテクチャ
- 第8世代 Kaby Lake Refreshマイクロアーキテクチャ、Coffee Lakeマイクロアーキテクチャ
ということなので、初代のNehalemと最新のKaby Lake Refresh及びCoffee Lake以外は全部ということになります。
さすがに最近はNehalemをご利用の方は減ったと思いますけど、Sandy Bridgeあたりはまだ現役でご利用の方を結構見ますから、影響はかなり広範囲に渡るということになります。
とりあえず各ベンダーから提供されているファームについては、来週まで適用を控えたほうがヨサゲですね。
ファームの適用により性能低下の可能性も取り沙汰されているIntelのCPUですが、セキュリティの問題を棚上げには出来ませんので、安定したファームが提供され次第すみやかに適用されることをお薦めします。