久々の第4のキャリア誕生か・・・
ケータイWatchの記事に、 楽天が「第4の携帯会社」参入を正式発表、2019年サービス開始目指す てのがありました。
楽天は、総務省が携帯電話用の周波数帯として割り当てる予定の1.7GHz対と3.4GHz帯について電波の取得を目指すと発表したそうです。記事によると・・・
参入に向けた計画として同社では、携帯電話事業を担う新会社を設立。2019年中のサービス開始を予定し、1500万人以上のユーザー獲得を目指す。全国への基地局整備に向けて、2019年のサービス開始時に約2000億円、2025年時点で最大6000億円を金融機関からの有利子負債で調達する。楽天では、総務省が2018年1月~2月ごろに免許申請の受付を開始し、3月ごろに割り当てられるかどうか決める、との見通しを示している。
だそうですよ。これは寝耳に水でしたねぇ。楽天がキャリアを目指すとは驚きです。記事にもある通り、キャリアを目指すということは、自社で基地局や通信網を整備することで莫大な設備投資が必要となります。
何より、総務省が携帯電話用の周波数帯として割り当てる予定の1.7GHz対と3.4GHz帯について、取得できるかどうかという問題もあります。
ただ、当然ながら楽天も割り当ての見込みがなくて闇雲にキャリアへの参入を発表するわけもなく、総務省へのロビー活動がそれなりの成果を上げているからこそ、今日の発表に至ったとみるべきですかね。
総務省としても、現在の3キャリアの寡占と談合体質については苦々しく思っているところもあったからこそ、「要請」という名の「規制」を掛けて0円端末禁止などの施策を打ち出してきていたわけですよね。
ただ、規制をかけては見たものの、どうにもこうにも目立った成果が上がらない。
そこへ楽天がキャリアへの参入を希望しているようだという情報が入ってきたら・・・
中の人が総務省の役人だったら、かつてのソフトバンクが果たした役割を楽天に求めてしまうかもしれません。現在の談合体質を打破を目指すため、さらなる競争促進のためには新たなキャリアが必要だと・・・
もしかしたら楽天がキャリアを目指そうとしているのは、総務省の後ろ盾があったから?・・・
さすがにそれはないですかねww
まぁ、なんにせよ現在の3キャリアでは劇的な料金の低廉化やサービスの向上は見込めませんから、競争が促進されるのはユーザーとしては歓迎したいですね。
今後の楽天の動きに注目したいと思います。