耐性が無い方は特に注意!

 

INTERNET Watchの記事に、 スマホのブラウザーに突然ウイルス感染メッセージが! ネット広告経由で拡散する偽警告に注意 てのがありました。

 

トレンドマイクロ株式会社は、スマートフォンやタブレットでのウェブサイト閲覧時に突然表示される「ウイルスに感染」警告メッセージについて、その実例を交えて注意を促しているそうです。対処法としては、表示しているブラウザーのタブを終了させることを挙げているとのこと。記事によると・・・

 

警告は、「ウイルス感染」「データ、アプリケーションが破損」「早急な対応が必要」といった不安をあおる内容となっている。また、ウイルス検出を思わせる「Virus」や「Scan」などの文字列を含んだサイト名や、使用しているスマートフォンの機種名を表示し、利用者に自分の情報が相手に伝わっているように思わせる。

 

だそうです。この手のウェブ上の偽の警告画面などは、PCでの閲覧の場合は遭遇したことがある方もいらっしゃるかと思います。そういった方は、スマホしか利用しない方に比べるとこのような偽警告に対する「耐性」はあると思うのですが、最近はPCは全く利用しないで、全てスマホで済ます方も非常に多いので、こういった「偽警告」を信じてしまう方もいるかもしれません。

 

PCでの「偽警告」については、セキュリティソフトやブラウザが独自に対応しているものあり、事前にアクセスを遮断するので、以前に比べると引っかかる方も減っているかもしません。なので、攻撃者としてはより「耐性」がないスマホ利用者へと攻撃対象をシフトしていくものと思われます。

 

記事にもある通り、最終的に誘導されるアプリにはマルウェアは含まれておらず、いわゆる「Pay Per Install(PPI)」と呼ばれるアフィリエイトプログラムなどを利用して、アプリをインストールさせることで金銭的利益を得ようとする手口であるので、実被害は無いかもしれませんが、今後、マルウェアの含まれたアプリに誘導されないとも限りません。

 

万が一、スマホでウェブを閲覧中にこのような警告画面が出た場合には、決してリンクを踏んだり、記載されている電話番号などに電話すること無く、ブラウザのタブを閉じるようにしてくださいね。もちろん、スマホにもセキュリティソフトの導入は必須ですので、まだ未導入の方はこの機会に是非導入をご検討ください。