お気をつけください!

 

ITmediaの記事に、 「PCにウイルス」虚偽表示、電話で偽の対策ソフト購入誘導……被害多発 てのがありました。

 

使用中のパソコン画面にウイルス感染と見せかける情報を表示させ、虚偽のサポートセンターへの電話連絡を促す悪質サイトが相次いで確認されているそうです。

記事によると・・・

 

電話をすると日本語が話せるオペレーターが嘘の対策ソフトの購入を持ちかけ、代金をだまし取ろうとする。ソフト会社のトレンドマイクロ(東京)の調査によると、報告件数は平成27年4月から2200件以上にのぼり、実際に金を振り込んだ被害も出ているという。

 

だそうです。この手のサイトは以前から結構あったのですが、最近はサイトに電話番号を記載して電話させる手口が非常に多いようです。

 

アングラ系サイトの広告などを踏むと、この手のウイルス感染を装った「広告」が山のように出てくるのを中の人も確認しています。

記事内に・・・

 

トレンド社によると、サイトが表示されても簡単に閉じることが可能で「偽サイトの指示に従わず、ウイルス対策ソフトの会社や専門家などに相談してほしい」としている。

 

との記述がありますが、最近はダイヤログをしつこく表示して閉じさせないようにする手口が多く閉じ方が分からずに迷ってしまう方もいらっしゃるようです。また、中の人が遭遇した手口では、サイト内でCSSやJSでマウスイベントを制御して閉じさせないようにする手口もありました。

 

こうなってしまうとサイト内でマウスが効かなくなってしまうので、あまり詳しくない方は本当にウイルスに感染してしまったものと思ってしまうかもしれません。

 

ウェブサイト閲覧中の「ウイルスに感染しました!」的な表示はすべて広告であると認識しても問題ないくらいだと思いますので、少なくともサイト内に記載の電話番号に連絡することはしないようにすることが懸命です。

 

どうしても不安な場合は、詳しい方にご相談いただくか、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)情報セキュリティ安心相談窓口 などにご相談ください。