とうとう・・・
Yahooニュースに グーグル「クローム」首位=閲覧ソフト、「IE」抜く てのがありました。
米調査会社ネット・アプリケーションズが2日までに公表した統計によると、パソコン用インターネット閲覧ソフト(ブラウザー)市場の世界シェアで、今年4月に米グーグルの「クローム」が、米マイクロソフト(MS)の「インターネット・エクスプローラー(IE)」を抜き、初めて首位となったそうです。
IEのシェアにはWindows10に搭載の「Edge」も含まれているとのことで、MS vs Googleのブラウザ対決はとうとうGoogleがMSを抜いた形になりますね。
この結果はOS付属の標準ブラウザである「IE」や「Edge」が圧倒的に優位にもかかわらず、あえてインストールしなければならないChromeにシェアが抜かれたことは、MSは相当真摯に受け止めねばならないと思いますよ。
中の人は1~2年前まではChromeの機能や軽さ、セキュリティなどでお客様にも積極的にChromeの利用をお薦めしてましたが、シェアがトップになったということは、それだけ攻撃者に狙われる可能性も増えるわけで、セキュリティ面についてはあえてChromeをお薦めする理由も減りました。
攻撃者としては、少ない手間で最大限の効果を上げたいわけで、あえてシェアが低いブラウザを標的にする理由がありません。もちろんセキュリティの問題もあったわけですが、同じ狙うならより利用者の多いブラウザを狙うのが常套でしょう。
シェアが抜かれたとはいえ、その差は数パーセントですのでIEがシェア上位であることに変わりはありません。MSはEdgeの機能追加などで巻き返しを図ってくるでしょう。今後の展開に期待したいところです。