古いって言っても・・・
ITmediaの記事に、 古いAndroidは「XP状態」、ランサムウェア感染攻撃を確認 てのがありました。
Androidの過去のバージョンに存在する複数の脆弱性を突いて、Webページを見ただけでランサムウェアに感染させる攻撃が出回っているそうです。セキュリティ企業のBlue Coat Systemsが4月25日のブログで伝えたとのこと。
詳細は記事に譲りますが、Blue Coatの研究者曰く、
「Android 4.xを搭載した端末の多くはWindows XPを搭載したPCと同じ状態にあり、OSは機能したとしてもアップデートは受け取れず、使い続ければマルウェア感染の深刻な危険にさらされる」
だそうです。Android 4.xと一口に言っても実は結構広範囲です。
4.0.3–4.0.4 (Ice Cream Sandwich)
4.1.x、4.2.x、4.3.x (Jelly Bean)
4.4.0–4.4.4 (KitKat)
と実にICSからKitKatまで3世代に渡ります。Androidにおけるシェアはこの3世代で実に61.9%(Wikipediaより)にもなり、半数以上が影響を受ける形です。
既に攻撃が確認されていて被害が出ているようですので、記事中にもあるとおり該当のAndroidのバージョンをご利用の方は、Android 4.xにプリインストールされていた標準ブラウザではない最新のWebブラウザを使うことなどの対応をお薦めします。