ますます巧妙に・・・

 

ITmediaの記事に、 「あなたは新しい請求書」メールでランサムウェア感染、次の手口に注意 てのがありました。

 

国内でランサムウェア感染を狙うメールを使った大規模な攻撃が断続的に続いているそうです。4月6日頃に「あなたは新しい請求書(番号)を持っています」という件名のメールが大量に流通し、今後も件名や内容を変える手口で続く恐れがあるとのこと。

記事によると・・・

 

同社によれば、従来のメールによるランサムウェア攻撃では英語のものが多かったが、4月6日に確認された攻撃では件名、本文、添付ファイル名の全てが日本語になっており、送信アドレスも実在する複数の国内企業に偽装しているなど、日本を標的にしていることが分かる。最終的に感染するマルウェアは、以前は不正送金を狙うものが中心だったが最近ではランサムウェアが増えており、攻撃者がより直接的にインターネットユーザーから金銭を搾取することを狙い始めた可能性があるという。

 

だそうです。以前は如何にもアヤシイ日本語で文章も拙いものが多かったのですが、最近はパット見そんなにおかしくないような文章になっていて、かなり巧妙になっています。

 

ランサムウェアはご存知のように、ファイルを暗号化して人質にとって身代金を要求するケースが多いのですが、身代金を払ったとしてもファイルが戻ってくるとは限りません。というか戻ってこないでしょう。攻撃者はPCのファイルがどうなろうが知ったこっちゃないのです。中の人が攻撃者だったら間違いなく金だけ貰ってサヨナラです。わざわざ暗号化を解くためのパスワードを教えるようなリスクの高いことはしません。

 

ですから、ランサムウェアの場合、感染した時点でアウトです。だからこそ日頃の予防が重要です。記事にもある通り、データのバックアップとセキュリティソフトの導入などは必須ですね。皆様もくれぐれもご注意ください。