予防第一・・・

ITmediaの記事に、 ランサムウェア対策の注意点は? てのがありました。

情報処理推進機構(IPA)は、ランサムウェア(身代金要求型の不正プログラム)対策での注意点などについて発表したそうです。2015年4月からランサムウェアの相談が増え、特に10月から12月かけて相談件数が増加傾向にあるとのこと。

IPAによれば、相談で共通してみられるのはファイルが暗号化によって開けなくなるという被害だそうで、いわゆる「CryptoLocker」によるファイル暗号化による被害みたいですね。

記事にもある通り、感染して暗号化されてしまってからではファイルを取り戻すことは不可能と思っていいでしょう。例え身代金を払ったとしても攻撃者側にとっては、ファイルがどうなろうが知ったこっちゃありませんので、ファイルの暗号化が解除されると思わないほうがいいです。

「CryptoLocker」に関しては、「予防」以外に策はありません。感染経路としてはメールやWebサイトからが多いと思います。見知らぬメールの添付ファイルやリンクは安易にクリックしないことや、OSやアプリの脆弱性によるウェブサイトからの感染を防ぐためにアップデートを行うなどの基本対策が重要です。

それとともに、万が一感染した際のバックアップを必ず複数用意しておくことも有効です。ローカルへのバックアップのみならず、オンラインストレージを利用して、クラウドへのバックアップを行うなどの施策も有効です。

とにかく感染したら終わりですので、まず「予防」を心がけてくださいね。