偽セキュリティソフトの次は・・・

GIGAZINEの記事に、 Chromeそっくりのデザインと挙動でユーザーが気づかないうちにブラウザを置き換える「eFast Browser」 てのがありました。

GoogleのブラウザChromeになりすまし、あらゆる関連づけを変更して、Chromeを置き換えるブラウザ「eFast Browser(eFastブラウザ)」について、セキュリティソフトウェア会社が注意喚起を行っているそうです。eFastブラウザは独自のポップアップ広告を表示するだけでなく、プライバシー情報を収集している可能性が指摘されているとのこと。

偽セキュリティソフト偽システム最適化ツールなんかはよく見ますが、ブラウザそのものを乗っ取ってマルウェア化してしまうのは初めて見ました。

元がChromiumベースなので、見た目はChromeにソックリで当たり前ですね。もしこれを置き換えられたら、普通の方だとそのまま使ってしまいそうです。

記事にもある通り、感染経路は無料プログラムにバンドルされていることが多く、不注意でソフトをインストールすることで導入されているとのことで、このパターンは最近非常に多いですね。

ウチのお客様でも「自分でインストールした覚えはない」と仰るのですが、確認してみるとフリーウェアが結構入っていたりします。フリーウェアの全てが悪いわけではないですが、フリーウェアをインストールする際は、「高速インストール」「推奨インストール」などの選択肢を選択せずに、可能な限り「カスタムインストール」を選択して、同時にインストールされるプログラムがないかを確認しながらインストールするくらいの用心が必要です。

今回の「eFast Browser(eFastブラウザ)」はかなり巧妙ですので、Chromeをご利用の方はくれぐれもご注意ください。