そりゃIEの脆弱性で大騒ぎするよ・・・

INTERNET Watchの記事に、 2013年には約7割の企業・組織がセキュリティ事案を経験、トレンドマイクロ調査 てのがありました。

トレンドマイクロが、日本国内の企業・組織におけるセキュリティ被害と、対策状況の実態に関する調査「組織におけるセキュリティ対策実態調査 2014」の結果を公表したそうです。調査は、官公庁や企業など従業員50人以上の組織における、情報セキュリティ対策に関する意思決定者および意思決定関与者1175人を対象に、2014年3月に実施したものとのこと。

気になるのは、組織内で実施しているセキュリティ対策について、各回答を100点満点(技術的対策60点満点、組織的対策40点満点)換算でスコアリングした調査で、「情報サービス・通信プロバイダー」でさえ75.3点とトレンドマイクロが定めるベースラインにギリの結果だったこと。

これって従業員50名以上の企業や官公庁を対象にしてるから、ITの担当部署なり担当者なりはいるはずなんですよね。それでこの状況ですからねぇ。

クライアントやネットワークに対する各種対策も、多機能型総合セキュリティソフトの利用率は20%未満、ネットワークにおいてはファイアウォールによる対策しか行っていない組織が26.3%ということで、正直かなりお粗末な結果ですね。このような状況では、先々週のIEの脆弱性騒ぎも起きようというもの。

ある程度の規模の企業や官公庁でさえこのような状況ですから、ウチのメインターゲットの中小零細企業では更に状況が悪いのは目に見えてます。

セキュリティに関しては、やはりどこかでキッチリ教育しないと問題あると思いますねぇ。いつまでも「予算やリテラシーや投資効果」を言い訳にするのもどうかとね・・・