イロイロ日本は特殊だね・・・

ASCII.jpの記事に、 世界のトップシェアはChrome! IE天下の日本は少数派 てのがありました。

調査会社StatCounterのデータによると、世界のモバイル以外のブラウザーシェアは2014年3月時点でトップがChromeであり、43.66%と約半分を占めている。続いて2位はIE(22.58%)、3位はFirefox(18.75%)、4位Safari(9.91%)、5位Opera(1.38%)となったとのこと。

調査会社によって計測方法が異なるので一概にこの調査を鵜呑みには出来ませんが、世界的にIEのシェアが減ってきているのは間違いないようです。

記事にもある通り、日本では様子が異なっていて、トップはIE(49.61%)、2位はChrome(23.61%)、3位Firefox(12.87%)、4位Safari(9.93%)、5位Opera(1.13%)となっているそうです。

先週のIEの脆弱性騒ぎの時にも「IEってナニ?オイシイの?」みたいな会話が日本中の会社で行われていたのを見る限り、基本的にブラウザを変更するという考え方が浸透してないんでしょうね。そもそも「ブラウザってナニ?」という方も多いでしょうし・・・

先週のエントリーでも書きましたが、ウチのお客様にはIE以外のブラウザをメインブラウザとしてお薦めしてます。「IEのセキュリティに問題があるからですか?」みたいなご質問をいただくんですが、セキュリティに関してはIE以外ブラウザにも当然穴はあるでしょうし、IE以外のブラウザなら安全だなんて言うつもりは毛頭ありません。

むしろIEの日本でのシェアがゆえに、「あえて攻撃対象となりやすいブラウザを利用するよりはリスクが減るのではないか」との考え方からです。

それ以外にも機能の拡張性などIEより勝っている部分もあるので、オススメしてるところもあるんですが、一番の理由は上記の考え方からです。

いろんなご意見はあるかと思いますが、少なくとも弊社の中心顧客であるIT担当者がいない中小零細企業様では、セキュリティを維持する上で少しでもネット利用のリスクを減らすことが求められます。

中小零細企業様でIEをご利用中のお客様は、この機会にIE以外のブラウザのご利用をご検討になってみては如何でしょうか?