誤解を生みそうだ・・・
INTERNET Watchの記事に、 So-net、“世界最速”最大2GbpsのFTTHサービス「NURO 光」~月額4980円から てのがありました。
So-netが“世界最速”最大2GbpsのFTTHサービス「NURO 光」のサービスを発表しました。詳細は記事に譲りますが、確かに見かけ上は世界最速なんでしょうが、これにはチョット注意が必要です。
2Gbpsと言ってますが、フルスピードで出るわけではありません。記事中にもある通り・・・
この下り2Gbpsとは、NURO 光用に開発した宅内終端装置(ONU)のWAN側インプットの数字だ。LAN側は、1Gbpsの有線LAN×3ポートのほか、最大450Mbpsの無線LAN親機機能(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4GHz/5GHz)を標準装備。1つのインターフェイスで2Gbps出るポートはないため、これらに同時接続したPC、スマートフォン/タブレット、テレビ、ゲーム機などの通信速度の合計が最大2Gbpsということになる。
提供されるルーターはあくまでも1000BASE-Tが3ポートなんです。ルーターが10GB-Tであれば別ですけど、そうではないところに注意が必要です。
また、更に注意しなければならないのは、記事の後半にちょろっと書いてある通り・・・
下り2Gbps/上り1Gbpsというのは、このG-PON方式による加入者収容局からユーザー宅までのアクセス回線部分のスペックだ。NURO 光のサービスではこれを複数加入者で共有するかたちとなる(共有数は非公表)。
NTTのフレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプの場合、最大1Gbpsのアクセス区間を複数のお客さまで共同利用するサービスなのですが、これと同様であるということ。つまりベストエフォートであるということですね。
上記のフレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプは、下り回線(データ受信) 最大200Mbpsを謳っているので、単純計算で1Gbpsのアクセス回線を5分割して使っているということになります。
ところが、今回の「NURO 光」の場合、共有数は非公表であることから、仮に2Gbpsのアクセス回線を10分割していた場合、上記のフレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプと変わらないことになってしまいます。ココらへんが数字のマジックですな。
2Gbpsという数字が踊っていますが、実際は当然そこまで出ないですし、共有数によってはNTTより劣る場合も出てくるかもしれません。更に2年縛りもあって、冷静に考えればそんなに特別なサービスでもないような気がします。
2Gbpsという数字を踊らせて加入者を獲得したい気持ちはわかりますが、せめて共有数を公開して、NTTのように実質どのくらいの速度が出るのかは公開すべきなんじゃないですかね?
これでは仕組みのよく分からない方は宅内までキッチリ2Gbpsのスピードが出ると考える方も少なくないんじゃないでしょうか?
このサービスをご利用になろうとお考えの方は、よくお調べになってからご検討いただいた方がいいかもしれませんね。
こういうサービスはブッチャケ嫌い!嘘では無いけど誇張が過ぎる!公取さ~ん!(ry
INTERNET Watchの記事に、 So-net、“世界最速”最大2GbpsのFTTHサービス「NURO 光」~月額4980円から てのがありました。
So-netが“世界最速”最大2GbpsのFTTHサービス「NURO 光」のサービスを発表しました。詳細は記事に譲りますが、確かに見かけ上は世界最速なんでしょうが、これにはチョット注意が必要です。
2Gbpsと言ってますが、フルスピードで出るわけではありません。記事中にもある通り・・・
この下り2Gbpsとは、NURO 光用に開発した宅内終端装置(ONU)のWAN側インプットの数字だ。LAN側は、1Gbpsの有線LAN×3ポートのほか、最大450Mbpsの無線LAN親機機能(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4GHz/5GHz)を標準装備。1つのインターフェイスで2Gbps出るポートはないため、これらに同時接続したPC、スマートフォン/タブレット、テレビ、ゲーム機などの通信速度の合計が最大2Gbpsということになる。
提供されるルーターはあくまでも1000BASE-Tが3ポートなんです。ルーターが10GB-Tであれば別ですけど、そうではないところに注意が必要です。
また、更に注意しなければならないのは、記事の後半にちょろっと書いてある通り・・・
下り2Gbps/上り1Gbpsというのは、このG-PON方式による加入者収容局からユーザー宅までのアクセス回線部分のスペックだ。NURO 光のサービスではこれを複数加入者で共有するかたちとなる(共有数は非公表)。
NTTのフレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプの場合、最大1Gbpsのアクセス区間を複数のお客さまで共同利用するサービスなのですが、これと同様であるということ。つまりベストエフォートであるということですね。
上記のフレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプは、下り回線(データ受信) 最大200Mbpsを謳っているので、単純計算で1Gbpsのアクセス回線を5分割して使っているということになります。
ところが、今回の「NURO 光」の場合、共有数は非公表であることから、仮に2Gbpsのアクセス回線を10分割していた場合、上記のフレッツ光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプと変わらないことになってしまいます。ココらへんが数字のマジックですな。
2Gbpsという数字が踊っていますが、実際は当然そこまで出ないですし、共有数によってはNTTより劣る場合も出てくるかもしれません。更に2年縛りもあって、冷静に考えればそんなに特別なサービスでもないような気がします。
2Gbpsという数字を踊らせて加入者を獲得したい気持ちはわかりますが、せめて共有数を公開して、NTTのように実質どのくらいの速度が出るのかは公開すべきなんじゃないですかね?
これでは仕組みのよく分からない方は宅内までキッチリ2Gbpsのスピードが出ると考える方も少なくないんじゃないでしょうか?
このサービスをご利用になろうとお考えの方は、よくお調べになってからご検討いただいた方がいいかもしれませんね。
こういうサービスはブッチャケ嫌い!嘘では無いけど誇張が過ぎる!公取さ~ん!(ry