露骨に脅迫・・・

ITmediaの記事に、 ユーザー脅迫のランサムウェア、カウントダウンでパニック誘う てのがありました。

今年は遠隔操作事件などもあって、世間的にセキュリティに関しての事件が特に目立った年でもありましたね。今回のランサムウェアは以前のものより更にタチが悪くなっているようです。記事によると・・・

問題となっているのは「Ransomlock.G」「Reveton」などの名称で呼ばれているランサムウェア。コンピュータに感染すると、「犯罪に加担していることを米政府機関が突き止めた」と称する警告画面を表示し、コンピュータを取り戻すためと称して「罰金」の支払いを要求する。
 米Symantecによると、このほど発見された同ランサムウェアのサンプルは、従来の手口に加え、ロックされたコンピュータをユーザーが手動で解除しようとすると、「システムをフォーマットして全文書を消去する」という脅し文句を表示するようになったという。

単なる 「金払え!(#゚Д゚)ゴルァ!!」 から

「金払わねぇとデータ消すぞ!(#゚Д゚)ゴルァ!!」

とデータを人質に取るようになったんですね。まぁタチ悪い・・・

記事にもある通り、シマンテックさんの分析では消去機能に関連するコードは見つからなかったとのことで、単なる脅しのハッタリなわけですが、実際にこの画面を詳しくない方が見たら、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ってなっちゃいますよね。

この手のマルウェアはだいたい亜種が出来るのが常ですので、そのうち日本語のバージョンも出てくるかも知れません。万が一、このような要求が表示されても、決して要求に応じてはいけません。

重要なのは「まず予防」ですので、セキュリティソフトの導入と更新、OSとアプリのセキュリティパッチの適用を必ず行うようにしてくださいね。年末年始はウイルスの活動が活発化する時期ですので特にご注意下さい。