海外ccTLDの信用に関わってくると思うんだが・・・

INTERNET Watchの記事に、 「.tc」登録料金、年間50万円へ120倍超の値上げも、英AdamsNames規約改定で てのがありました。

年間4060円で登録したドメイン名が、次の更新でいきなり50万円になる」こんなことが、実際に起ったようです。記事によれば・・・

「.tc」は英領タークス・カイコス諸島に割り当てられたccTLDで、それを管理するレジストリの英AdamsNamesが8月にサービス規約を変更し、一部の文字列に対してドメイン名登録料金の卸売り価格を値上げした。3文字以上のドメイン名は年額45ポンドとごく普通だが、2文字ドメイン名については3000ポンド、1文字ドメイン名は6000ポンドとかなり高額な価格が設定された。

ってことだそうです。対象となるのは1文字ドメインや2文字ドメインで、例えば 「a.tc」ってことなのかな。確かに覚えやすいし、短くてイイですけどこれがイキナリ年間50万円ってのは如何なものかと・・・

「.com」「.net」などのgTLDについては、既に多くの言葉が登録されてしまっているので、希望のドメインが取れないことのほうが多いくらいですが、今回のようなccTLDであれば、比較的容易に希望のドメインを取れることもあって、取得する方も増えているかもしれません。

しかし、記事中にもある通り、「社会的責任もある大手のTLDは、よほどのことがない限り、消費者が極端に不利になるような変更をするようなことはない。しかし、小さな国のccTLDを登録するにあたっては、リスクも認識した方がいい」ってことは覚えておいたほうがいいかもしれないですね。

ドメインは(特に企業の場合)、簡単においそれと変えられるものでもありませんので、取得する際には、上記のようなことも鑑みて慎重に取得する必要がありますね。ただ、今回のようなことがまかり通るようであれば、海外ccTLDのイメージは悪化して、自らの首を絞めることにもなりかねないと思うんですがねぇ。