GWはホントにネタが無いので、エルピーダネタに絡めて現在のPCパーツの寡占化のお話でも・・・

エルピーダメモリの支援先が米マイクロンに内定したそうですよ。エルピーダとマイクロン併せて業界では2位に浮上するわけですけど、1位のサムスンが半分以上のシェアがあるので、追いつくのはまだまだ・・・

ちなみにメモリ(DRAM)の世界シェアはたぶん以下のようなカンジ・・・

1位 : Sansung 40%くらい
2位 : Hynix 20%くらい
3位 : Elpida 15%くらい
4位 : Micron 10%くらい
5位 : Nanya 5%くらい


もうDRAMに関しては圧倒的に韓国2社で世界シェアの半分を握ってた状況なんですよね。で、今回エルピーダは4位のマイクロンが支援するそうなので、シェア的には一応Hynixを抜くことになるみたいです。正直5位以下はもうなんというか・・・ですよ。たぶんあと5年もすれば・・・

で、DRAM業界の再編も進んでいくでしょうけど、もっと再編が進んでるのがHDD業界ですね。もう世界でHDDを作ってる会社は現在ナント3社になっちゃってます。

HDDの世界シェアはたぶんこんなカンジ・・・

1位 : Western Digital 48%くらい
2位 : Seagate Technology 40%くらい
3位 : 東芝 12%くらい


WDは2005年にMaxtorを買収して、海門はサムスンのHDD部門や日立(HGST)を買収したりでそれぞれ大きくなってますね。もう世界に3社しか無いんだよ。昔はいっぱいあったんだけどねぇ。

CPUは皆さんご存知通りでIntelとAMDのみといっても過言じゃない状況。まぁシェアは言うまでもないですね。

こうなるとPCのパーツで重要なCPUとメモリとHDDはもうほぼ寡占状態の企業で作られちゃってるのはお分かりになると思います。こんな状況でCPUが一緒なら性能に体感できる差なんて殆ど出ないと思いますよ。まぁSSDが伸びてるからそこで多少の違いは出るだろうけど、SSDの元のNANDだってSamsungと東芝、Hynix、MicronそしてIntelで世界シェアの殆どを占めるからねぇ・・・

なんか個人的に昔ほど自作の興味が薄れていってるのは、こんな状況があることも関係してるのかなぁと思ったり・・・