意外と忘れがち・・・

ITmediaの記事に、 忘れ物のUSBメモリ、3分の2がマルウェアに感染――相当量の個人情報も てのがありました。

USBメモリは手軽なデータのやり取りの方法として、まだご利用の方も多いと思います。そんなUSBメモリを調査してみると、なんと3分の2がマルウェアに感染していたそうですよ!
記事によると・・・

同社によると、調査対象のUSBメモリはオーストラリアのニューサウスウェールズ州の鉄道会社が実施した遺失物のオークションで入手した。Sophosは忘れ物のUSBメモリに残されたデータの価値と紛失に伴うコストを調べる目的でオークションに参加。用意した400豪ドルを使って計57個のメモリを買い、手数料を含めて409.96ドルを支払ったという。
 このうち壊れていたものやノベルティ製品を除いた50個(容量256M~8Gバイト)について調べたところ、約3分の2に当たる33個がマルウェアに感染しており、合計62件の感染ファイルが見つかったという。

ってことで、意外にUSBメモリってセキュリティに寛容な方が多いんですねぇ。

現在でもUSBメモリ経由で感染するウイルスも多いんですよ。セキュリティベンダーのトレンドマイクロによれば、USBメモリで感染するウイルスへの対策として運用面とソリューションの両面での対策を薦めています。

運用面の改善

・ソフトウェアを常に最新の状態にする
・怪しいUSBメモリは使用しない・怪しいPCでは使用しない
・安易な共有をせず、利用制限など運用ルールをもうける

導入できるソリューション

・セキュリティソフトを適切に使用する
・デバイスコントロールの導入
・セキュリティ機能がついたUSBメモリを使用する

というようなことですね。でも、中の人としてはブッチャケ、もうUSBメモリ全廃をオススメしますよ。これだけオンラインストレージがあるんですから、データはオンラインストレージに置いて、必要なデータはシェアするのがイイと思います。

クラウドのセキュリティを気にされる方もいらっしゃると思いますけど、じゃぁUSBメモリのセキュリティは大丈夫ですか?ということです。クラウドのIDとパスワードをクラックされるのと、USBメモリを盗難・紛失・ウイルス感染する確率とどっちが高いのかを考えてみて欲しいんですね。

それでもUSBメモリを使う場合は、ホントにセキュリティを意識してご利用になることをオススメしますよ!