以前はVMware上のWindowsを使っていましたが、今回はMacのみでやりきりました。
手順はさくっと書きましたが、実はそれぞれ結構苦労しました・・・
■準備
カメラを器具等で上部に固定にします。
ちなみにポールは自転車用ですが、以前はテレビを吊るしていました。
ページめくりで両手がふさがるので「足」でシャッターを切れるよう、リモコンシャッターを使います。今回買ってみたのがこれ。
自画撮り/集合写真に最適!離れた位置からシャッターがきれる。カメラアプリ用無線タイプのシャッターリモコン「Wireless Shutter Controller(ワイヤレスシャッターコントローラー)」 (その他, ブラック(ワイヤレスリモコン)) スペックコンピュータ株式会社 売り上げランキング : 19291 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
カメラの真下だと机が邪魔してダメですが、多少手前に持ってくることでシャッターが切れます。
これで以前使っていた有線リモコンシャッターは退役です。
■撮影
リモコンシャッターを使うので純正アプリを使用します。
カメラアプリ「OneCam(マナー・連写) 」での情報によると、
「アップルの規定変更及び要請によりボリュームボタンでシャッターをきることが出来なくなりました。申し訳ありませんが何卒ご理解ください。 」とのことです。
めくるときピンぼけになるのを避けるため、本にピントを合わせて長押しし「AE/AFロック」状態にします。HDRはオフにしたほうが紙面を明るく撮れます。
■Macに画像取り込み
Mac標準ツール「イメージキャプチャー」を使用して画像を取り込みます。
iPhone内の画像をMacに取り込む4つの方法、全部知ってる?|Mac
■加工準備(ImageMagickのインストール)
Macに画像加工ツール「ImageMagick」を入れる方法をネットで探すと、MacPortsというパッケージ管理システムまず入れる、これを入れるにはXcodeのインストールが必要、AppstoreでXcodeを…と結構面倒ですが、ImageMagick installer for Mac OS Xを使うことで簡単にインストールできました。
■加工(Automator)
Mac標準添付の自動化ツール、Automatorを起動します。
やることは選択したファイルを加工して、別フォルダに移動させるだけです。
使う機能は
・Get Selected Finder Items
・Run Shell Script
です。選択したファイルをスクリプトに渡してファイルの数だけコマンドを実行させます。
注意点は「Run Shell Script」の右上Pass input を「as arguments」に変更します。
こんな感じのスクリプトにしました。
(上記インストーラを使うとImageMagickは「/opt/ImageMagick/bin/」に入ります。)
for file in "$@"
do
/opt/ImageMagick/bin/convert -strip -crop 2850x2100+230+250 -colorspace gray -modulate 120 +contrast -quality 60 "$file" ~/tmp/${file##*/}
done
-strip で回転等余分な情報削除
-crop で切取り(幅x高さ+左X座標+上Y座標)
取り込みのサイズは微調整が必要と思われますので、最初少しだけ選択・変換して試してから、残り一気に変換すればよいと思います。
-colorspace gray グレースケールに
-modulate 120 20%ほど明るく
-quality 60 元のファイルが大きすぎるので適度に品質を下げます
テンポラリフォルダ tmpに同じファイル名で入れます。
(${file##*/}でファイル名取り出し)
※ImageMagickを使った自炊画像の変換は下記が参考になります。(破壊自炊ですが)
スキャナで自炊した画像を電子書籍(キンドルなど)リーダー向けにImageMagickで最適化してみる
■PDF変換
ImageMagickでもPDF化はできますが、やたらと時間がかかり(20分位)できたファイルも馬鹿でかいものになりましたので、再びAutomaterの機能を使用します。
使う機能は
・Get Selected Finder Items
・New PDF from Image
だけです
これでかなり高速にPDFファイルができました!