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視力は五感の一つである、というのは皆さんもご存知でしょう。
つまり、目は感覚器官ですので、脳と目には密接な関係性があるのです。
角膜に入ってくる外の光は、屈折した後、網膜に届きます。
網膜に反映される像だけで、ものを認識できず、網膜から入った情報が、
電気信号として視神経に伝わり、脳に到達する必要があるんです。
脳で、細かい修正がされてから、｢物が見えた」と感じる訳です。
単に眼球だけは、見たものを認識できない訳です。
つまり、脳と目は一体となって、働いているんです。
目は脳の一部で、脳の出先機関と言えるんです。
実は、目は疲れしらずの器官です。
実際に目は非常に活発に動いています。パソコンや本を読むとき、
外を散歩などしている時に周りに対して色々なものを見ています。
目から入ってくる情報は、
人間に入ってくる情報の八割を占めていると言われています。
その為、目を酷使し続けると、目ではなく、脳が疲れるのです。
視力を落とす原因となる筋力を緊張させたりするのは、脳なのです。
目を閉じると楽に感じるのは、脳に入ってくる情報が減って、
脳が休むことが出来ることなのです。
だから、目が疲れてきたら脳を休ませることが必要なのです。
目が疲れたときには目を閉じるだけでなく、他の五感も同時に休ませると効果的です。
では、脳は目に対してどんな働きをしているのでしょうか？
左右の目から運ばれていた情報を脳は融合します。
自動的に見やすいように修正する働きがあるんです。
これを『両眼視機能』と言います。
両眼視機能によって認識できる、脳のシステムは非常に便利なものです。
その反対に、片目に問題が起こったとしても、気付きにくくなるんです。
片目の視野が欠けたり、他にも重大な眼の病いを発見するのが、遅れる原因になるわけです。
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