■2021/02/26(金) 「コナン見終わって」水月鏡花 第24話
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乙巳 六白先負 曇
まずは1曲
「今地球がめざめる」
勢州(松野伊勢守ジェイド)、26日未明、『未来少年コナン』某動画サイトのチャンネル、「AnimeLog アニメログ」に、アップロードされた、HDリマスター版全26話、約40年ぶりに見終わったと云々。
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以下、感想文。
原作者がいちばん言いたかったことは、「人間は科学技術に頼り過ぎることなく、自然の中で生きるのが一番良い」ということではないかと思いました。
物語の骨子は、主人公の少年、コナンとヒロインの少女、ラナの、中盤のほんのひと時と最終回Bパートを除いて、良く言えばスリルショックサスペンス、悪く言えば受難の連続で、もちろん痛快なシーンも多々ありましたが、見ていて辛くなるシーンも少なくなく、コナンの相棒ジムシィの未成年飲酒・喫煙(?)のシーンもあり、昨今のアニメ事情はよく知りませんが、今ならコンプラ的に新作としての放送は難しいのではないかと思いました。
主要登場人物である、インダストリア行政局次長モンスリーとバラクーダ号船長ダイスの人物描写から、人間なかなか100%の悪人って居ないものだ。と、思いました。
100%の悪人は、レプカ局長で、冷酷非道で人として尊敬できる部分は全くなく、こんな人が上司だったらとても嫌ですが、どこか憎み切れない部分があるのは、前半は何をするにも委員会にお伺いを立てねばならず、コナンとは4度直接対峙し、初戦で催涙弾で眠らせた以外はあっさり敗退するばかりで、そこに非情な独裁者、最強のラスボスのイメージは感じられず、どっちかといえば、そこらへんに掃いて捨てるほど居る中間管理職のおっさんの悲哀すら感じるのと、「人がゴミのようだ」「3分間待ってやる」等のセリフで、愛されるヒールとして、唯一無二の立ち位置を獲得した『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐の末裔であるという裏設定が広く知られるようになったからだと思われます。
レプカは、男ならほとんど誰でも一度は妄想する野望を抱く世界征服の夢があったのに比べ、サルベージ船の小悪党テリットとハイハーバーの小悪党オーロは、まぁ只の卑劣漢で器が小さい小さい しかしながら、第19話での大津波を目前にしてのコナンとの直接対決と、改心した後の最終回と、2度大きな見せ場を作ったオーロはまだ良いとして、テリットはラナとラオ博士の感動の再会の引き立て役が終了した後、ルカによって事故死した事実が語られただけだったのは、それはそれで役回りとはいえ気の毒だと思いましたね。
一方、コナンがかなり早い段階から行政局に名前で呼ばれていたのに対し、ジムシィは味方になったモンスリー元次長も含め、最後まで名前で呼んでもらえなかったのも気の毒でしたが、彼はそんなことは気にしないでしょうし、コナンとラナの深い信頼関係を指をくわえて眺めているだけだったのが、ハイハーバーでテラという良きパートナーに巡り合えたのは本当に良かったと思いました。
そんなわけで、コナンとラナ、ジムシィとテラ、ダイスとモンスリーは旧のこされ島でいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
原作本です
前回の記事にいいねありがとうございました
ここでもう1曲。
「幸せの予感」
・フリー素材ぱくたそ(pakutaso.com)
おわり