アハルテケと東雲の鳥 最終回「餅白棟梁の御教書ふたたび」 | 伊勢守日記

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■2020/02/07(金) アハルテケと東雲の鳥 最終回「餅白棟梁の御教書ふたたび」

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庚辰 五黄友引  晴/曇

 

早く乱臣賊子の輩を追討すべき事

 

東海東山北陸三道諸国、源氏ならびに軍兵らに下命する。
上記について、前伊豆守正五位下源朝臣政仲が宣する。
最勝棟梁餅白卿の御教書を奉じ称する。

千坂前頭中将と広瀬前備前守らは、かつて謀反の廉で本来なら極刑に処すべきところ、名を口にするのも畏れ多い時のミカドさまの、山よりも高い徳と海よりも深い情により、罪一等を減じ遠流の採決が下ったものの逃亡し、復権の共謀を行い、新見前備中守(昨年12月正親町から旧姓に復す)や毒島大奥御年寄(平井左中将の直属上司)らを唆して神輿に擁立し、新しいミカドさまに弓引こうと兵を集めようとす。
一味は権勢に任せて感謝の心を忘れ、自重の精神もなく、民を勝手に使役している。

一味は官民寺社の財物を掠め取り、功なき者を賞し、罪なきものを罰している。
国司や郡司に逆らい、仏法を滅ぼすことは前代未聞のことである。
そのため天地はみな悲しみ、民はみな愁いている。

私は棟梁として、薬子の変を鎮圧した坂上田村麻呂にならって、
組織の秩序を乱す者を追討し、聖徳太子の古跡を訪ねて、仏法を滅ぼす者を打ち倒そうと思う。

そこで源氏の者、藤原氏の者や、前々より三道諸国に勇士として名高い者は追討に協力せよ。
もし同心しなければ、凶徒に従う者に準じて死罪、流罪、追討の刑罰に行う。
もし特に功績のあった者は、まずは諸国の使節に伝え置き、勝利のあとに必ず望み通りの褒章を与える。

諸国はこの命令どおりに実行せよ。

 

以上


2020年2月7日 前伊豆守正五位下源朝臣政仲

 

それはともかく、伊勢うどんです

 

 

ここで1曲。

欅坂46で「サイレントマジョリティー」

 

 

(エリー・ドローネー 『ローマのペスト』)

 

おわり