■2020/01/15(水) 梅と松と東雲の鳥 第13話「梅花の宴」
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丁巳 九紫友引 曇一時小雨 小正月
「万葉集」巻五、梅花の歌三十二首并せて序
于時、初春令月、気淑風和、
梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香
(大宰帥大伴旅人)
時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす
正月立ち 春の来たらば かくしこそ 梅を招きつつ 楽しき終へめ (八一五 大弐紀卿)
梅の花 今咲きけるごと 散り過ぎず 我が家の園に ありこせぬかも (八一六 小野老)
春されば まづ咲くやどの 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ (八一八 山上憶良)
青柳 梅との花を 折りかざし 飲みての後は 散りぬともよし (八二一 沙弥満誓)
我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも (八二二 大伴旅人)
梅の花 散らまく惜しみ 我が園の 竹の林に うぐひす鳴くも (八二四 少監阿氏奥島)
梅の花 折りかざしつつ 諸人の 遊ぶを見れば 都しぞ思ふ (八四三 土師宿禰御道)
梅の花 夢に語らく みやびたる 花と我れ思ふ 酒に浮かべこそ (八五二 作者未詳歌)
引用元:万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
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おわり