■2016/05/27(金) 第17回スラガ昇格オーディション
「ライブアライブ・オーディエンス新章44回」
己酉 四緑赤口 雨のち曇一時晴
或る人云う。
杉野ディーノ勢州、WALLOP押上放送局で行われた「アリスはここから」初参戦す。
これ、オバマ大統領が思い出作りの卒業旅行で広島訪問を敢行したのに倣ってというのは冗談として、言いにくいことではあるけれど「芸能の世界は地上も地下も『明日が応仁の乱』『来月のことを言えば鬼が笑う』」というのもまたひとつの真理であり、会える時に会いたい人に会いに行かねば後悔するからである。
美鈴さんやなーみんがスライムガールズに昇格してからの、就活応援隊(AJ)の注目株筆頭は、陽向こはるさんであったけれど、勢州、真下ゆめかさんに惹かれる。
この日の昇格オーディションは諸般の事情で2人の一騎打ち(ただし、2人昇格もしくは2人落選もありうる)となり、勢州、今回が初挑戦のゆめろん先生の不利承知の上で観戦に出かけたもの也。
(左:陽向こはるさん。右:真下ゆめかさん)
初の現場というものは完全アウェイであり、チケットの買い方も分からず、関係者席に座ろうとして注意されたり、せっかく光り物持参したのに使う機会がそもそもなかった等々、不手際丸出しの連続。
他のオーディエンスさんは、その会話内容から陽向さんに動員票を入れるのが明白で、ますます気が滅入る。
19時放送開始。(秒読み入ったりして本格的~)
こはるさん、ほんの少しだけ噛んだり語尾震えたりして緊張明白なれど、「合格する自信がある」とあくまで強気。
ダンス審査の曲目は『クエスト』。
勢州、その曲、主に立川アレアレアでスライムガールズが披露するのを何度も見ているけれども、ダンスの専門家ではないので良し悪しはよくわからぬが、後の方なら明日からでもスラガに合流させてもイイんじゃないかと思う。
対する、ゆめろん先生、冒頭から「緊張でニヤニヤが止まらない」という状態のままで、審査突入。
曲目は意図的なものかどうかは知らぬが『クエスト』。
勢州、ダンスの専門家ではないので良し悪しはよくわからぬが、例え、こはるさんと比べて粗削りな面があったとしても、終始ニコニコ笑顔で踊っていたのはアイドルとしての高い資質を感じさせるもので、「これはひょっとすると、もしかして…」と2人同時昇格の淡い期待を抱くが、現実は甘くはなく、結果は陽向こはるさん一人の昇格であった。
続いて物販タイム。勢州、当然ゆめろん先生を指名。
いつもは初接触のメンバーには顔は上気し心拍数上り言おうと思っていたこと半分か2/3程度伝えるのがやっとなれど、この日はなぜか淡々。
ゆめろん先生も意外に淡々。
それは、ゆめろん先生が「素はすごくシャイ」(月村マネジャー談)であるからかも知れないし、もっと大きな要因は、観客である側が「今回は初挑戦。負けてもともと」と思っていても、実際に負けてしまえば悔しいし、演者側はその何倍も、それこそ泣きたいくらい悔しいであろうからと推測される。
(毎回のようにレポしてくれる親切な人によると、つい最近も落選直後ずっと泣いたままでコメントもままならないメンバーもいたとのこと)
チェキ撮影後、勢州、長居は無用とばかりに現場を後にし、橋の上からスカイツリーを見上げ、「さて6月第4金曜は立川と押上とどちらに出向くべきか」と頭を抱えた。と、伝えられる。
(了)