乙亥 晴のち曇
或る人云う。
従五位上伊勢守杉野(ディーノ勢州)、ご公務(?)で東京大神宮参拝。
勢州、まずだいぶ前にお受けした縁結びお守りを古札納め所に返納。
続いて神前で「お見守り頂きありがとうございます。引き続き本当の心願成就までお導き頂きたく存じます」と祈願す。
さらに突如ぬかづき「前新三位中将(美沙羅)さま前大宰大弐(ゆかぼ)さま前頭中将(さきのとうのちゅうじょう)(白羽)さま前民部大輔(夢野)さまに力不足を謝したい。今世が無理なら来世でも…」とやりだして周囲おおいに訝しむ。
気を取り直し、新たに鈴蘭の縁結びお守りをお受けし、飯田橋を後にする。

続いて、神田明神に移動し、「勝利」「厄除け」「商売繁盛」を祈願した。と、伝えられる。

(了)