庚辰 晴
或る人云う。
杉野伊勢守(ディーノ勢州)、推し事で東上。
17時、東京大神宮で生誕祭の成功を祈願。
前の人のお祈りが異様に長く、神社参拝に慣れている筈の伊勢守、手順を違えてしまう。
勢州は語る。
「去る14日の組閣では、そりゃメンバーさんも緊張したでしょうが、見る側も緊張で、乗換駅毎に休憩入れなきゃ都心にたどり着けなかった。けれども、この日はプレッシャーなどなく、焦ったとすれば出立遅れで時間が押していたせいですな」

17時30分、生誕委員、パームス内某店舗で待機中で「寄せ書きにお気軽にお立ち寄りください」というコトだったので、本当にお気軽に立ち寄ると、詳細は知らないけれどワケあって界隈から退いた前TOさんと後事を託され生誕委員となった3人が揃っていた。
「Tシャツに寄せ書きするにあたり、汗が落ちないよう気を使ったのは、歩きスマホの若い衆を追い抜きつつ早足で来ただけではなかった感じがしたような… それはともかく、昨年、現仮面女子某メンバーの昇格祝いと現候補生某メンバーの生誕祭に界隈の一員でありながら何もしなかったので、今度こそはメンバーのため、当日のお客さんのためにも何かしたかったんですが、界隈の方と初対面だった1月の『しほ姉生誕』の時には、もう、交渉・会計、イラストレーター、デジタルデータ制作など役割分担がほぼ固まっていて、図鑑や寄せ書きのコメント記入という、界隈外の方でも参加できることしかやってこなかったんですね」
ところがこの場で、現場での演出担当が一人足りないということで、杉野が4人目の生誕委員となり、下手最前に配置されることが決定。
18時、意気軒昂とエンタメステージに向かった。
(後編につづく)
