5月15日

 昨日、今日と我家はお茶のお稽古。

 初風炉なのでと炭を洗い炭手前の用意を、かみさん先生は準備した。

 炭は洗い乾燥させ保管するが、都度炭が手に付き、その手を洗うので肌の薄い女性には天敵。

 又、道具も初風炉らしく華やかにと、翠嵐さんの交趾の水指や茶碗など用意をしていた。

 茶摘みも終わり、煎茶は出荷時期、抹茶はすでに湯通し、乾燥、茶壺へと準備する季節に合わせて、炉から風炉へ切替える。

 季節の変化を楽しむのがお茶だが、それを2か所で教えるのは大変な苦労が在る。

 朝霞市の文化・芸能展が5/24に朝霞市の中央公民館で在り、添え釜を朝霞市の先生方がする。

 かみさん先生も出るが、平林寺の住職の本床、待合床は、太田垣蓮月の葵祭の馬合わせの様子を歌った軸になった。様子。

 今のお茶人口はご婦人方の趣味か、成功者の趣味で圧倒的に女性が多い。

 昔は紫式部や清少納言などの女性が文化を支えたが、その次は、北条政子、日野富子と少ない。

 漸く、江戸になって、加賀の千代女、葛飾おういとなり、江戸の最後が勤王の歌人の太田垣連月になり、明治は樋口一葉、与謝野晶子と続く女性の文化人の並びだ。

 江戸の終わりは伊勢参りが大ブーム、帰りに京都に寄り当時絶世の美女と言われた、蓮月に会い、その軸を持って帰るのが最上の楽しみ、茶碗、扇子や団扇への書き物が最上のお土産。

 店先で手渡されたら、話が何十倍に広がり大変な事になっていた様だ。

 今日はここまで。