11月8日

 昨日小金井の炉開きが終り、今日は朝霞と思ったら又、中止。

 お弟子さんが年内は仕事が忙しく、稽古に来れないとの連絡が昨日に在った。

 風炉の灰を濾して、五徳と釜を綺麗に仕舞い、炉に炉灰を入れ形を造、五徳で釜位置を合わせ、炭を切り洗い用意し、庭の掃除と蹲の用意をし、新茶を買い、猪子餅とお汁粉の用意も昨日までに完了した。

 小金井の濃茶は、唐津の藤木土平さんの水指、高取の喜恵さんの肩衝茶入、妙喜庵の士延和尚の「老松」茶杓、年雄さん時代の飴茶碗。

 写真で、土平さんが寸止めした水指の垂の具合が解る。

 当代の長左エ門さんの飴色が明るくて良いのも見て取れる。

 松の茶杓は、柔らかいので扱いが難しい。

 初代の老松は棗で有名だが、二代目の松で作った茶杓。

 お弟子さん達には、用意した、かみさんの気持ちが解って貰えたかな。

 炉開きのお菓子猪子餅のルーツは、三韓征伐の帰路、猪を嗾けて仁徳天皇の母神孝皇后の列を襲った者達を成敗して無事帰還した事をお祭りし、宮中行事で使う猪に似た御供物の餅である。

 これが源氏物語の紫の上に記載されている。

 この餅が市中でも買え、猪の祭りの餅なので、猪が子沢山で勢が良く健康なのと、お茶の口切の時期が一緒なので、炉開きには猪子餅になって、今に伝わっている。

 この猪子餅の話で、三韓征伐など無かったと言う、学術会議の選に漏れた先生が話題になっている。

 紫式部の源氏物語に記述のある話が、何故無くなるのかと、不思議に思うのは、普通の人の判断かなと思う。

 その先生は日本書記は捏造史で、三韓征伐など無いと言うが、紫式部までも宮中行事を捏造したとは思えない。幕末まで続いていた宮中行事も捏造の為としている先生。

 江戸末期で約180の宮中行事が在り、その謂れも口伝、文章で残っていて、紫式部も物語に登場させた話がを、全て捏造とする先生。

 そんな低レベルの先生は選ぶべきではない。

 日本の学術会議には普通の考えの先生がなって欲しいと、政府でなくても思うのは俺だけかな。

 かみさんは、お弟子さんを募集中。

 三か所で教えている。

 お茶に興味の有る方は、電話048-487-5098へどうぞ。 

 居ない時は、留守電に連絡先を入れてくれると有難い。

 ①小金井市東センター、東舟会、毎月第2、4金曜日午後2時~4時半、月に1度は②の場所。

 ②東小金井駅東南徒歩5分のお茶教室。毎月3回希望日で、今は第1、2、3土曜日。

 ③朝霞台北徒歩20分、志木なら北東に徒歩15分、駐車場完備。毎月3回希望日、今は日曜日昼2時。

 今日はここまで。