5月23日

 研修会の盆香合の続き。

 盆香合の盆に、これはと思う道具を載せて茶室に入る、利休の様子が、天王寺屋茶会記に在る。

 多分、利休のお茶の様子を書いたものは、これと、秀吉の言葉として残る位だろう。

 後は、3千家由来となる。

 以前の事で、だいぶ忘れたが、水指の持ち出し点前との組み合わせだった。

 宗及は、水指の持ち出し点前を、何時もの持ち出す点前と書いている。

 利休さんが、良くやっていたのだろう。

 水指は、備前と在ったと思う。

 3千家のどちらかに、今も在るはず。

 盆に、秀吉からの拝領品を載せ、持ち出したと、在った。

 多分、利休屋敷に呼ばれた時の事。

 宗及が、火を継いだとも在り、利休の話にも、津田宗及は、大変な名人で、火を上手に継いだ話が在るので、間違いなく実際の様子だったと解る。

 同じ事を、亭主と客、双方で既述が残るのは、極めてまれな事。

 絶頂期の利休の様子が、残っているのは、有難い事。

 今日はここまで。