3月31日

 さくら祭りの茶会まで桜が持った。良かった。

 冬の疲れが出たのか、かみさんは、寝込んでいる。

 今は、大分良くなって来た。

 今年も、玉川用水の堤の桜は綺麗だろう。

 一時は、五日市街道に覆い被さる勢いがあったが、年が経つに連れて、倒木寸前も多く、小さいのに替えている。

 次は、桜以外の周りの木も伐採し、桜のみにするらしい。

 上手く行く様には、思えない。

 植物は、互いに補完しあって生息している。

 しかし、相性がある。

 その組み合わせを知っている人は、今はいない。 

 南方熊楠の様な、目に見える植物の大家でないと、組合せは解らない。

 熊楠は、留学が長く、帰国後に、地元の伊勢の山の古老に聞いて学び、その知識を得ていた。

 土地の古老は、親方、両親、親類、近所の古老等の口伝を、覚えていた。

 今は、もういない。

 相手が植物の木々なので、100年単位で良し悪しを判断する必要がある。

 口伝頼りの学問。

 今の世の中には、合わない学問だ。

 京都の植木屋か杉の管理人なら、ある程度設計する知識が在るか。

 今日はここまで。