2月22日

 22日は、ショートケーキの日らしい。

 カレンダーで何時も15日が上にあるから。

 15を一五、イチゴ、苺が上に乗るから、ショートケーキだそうだ。

 うめまつりで使った、塗りの茶杓で有名なのは、遠州のもの。

 以前、畠山美術館で見た。

 実に細かいのに、勢いがあって、優雅で綺麗。

 箱書きの、角ばった生真面目な字とは対象的だが、本人の筆だと思う。

 消息で、両方の字が記載されているのを見たから解る。

 遠州は、江戸時代初期の幕府が建設した寺社、御殿、屋敷、茶室、庭には全てに関わっている。

 各地からの幕府への要請→将軍(秀忠、家光)→参謀(天海、崇伝、沢庵)→主に庭が遠州、美術監督が探幽で基本を作り、将軍の意向を探幽が絵にし、其々の棟梁衆からの修正を入れ、絵にして、承認を得て、図面→模型→実験(実際に揺すっての耐震試験)→施工が、流れ。

 最後の耐震実験は、日本初の高層ビル「霞が関ビル」の建設当時まで行われていた。

 俺の行っていた大学の建築科に、その模型が残っていて、知った。

 遠州は、今風に言えば、対天皇家担当大臣が、幕府での主な仕事。

 筆一つ(勅許)で、国を動かせる天皇家相手なので、30代で既に、老人の外観となっている絵が多数残っている。苦労人。

 単なる茶頭ではない。

 今日はここまで。