6月9日
 娘の稽古をやっとしてあげられた。
 かみさんが、頑張って炭を切り、灰を整え、炭手前に漕ぎ着けた。
 炉のは幾度も見たり、やったりしたが風炉のは初めて見る。
 眉風炉に、利休形鱗籠の炭斗で、娘は覚えが良い。
 
 かみさんも上機嫌。
 灰器はいつもの織部。
 その後は、長板の手前で濃茶と薄茶。
 娘に初使いが出来、感無量のかみさん。
 
 以前、大阪の道具屋が東京で展示会を開く毎添え釜をした。
 一番難しい塗り物は、板ものとの事。
 上に乗る道具の映りを愛でる為、乗った状態で平面でないとまずいとか。
 撓み分を含めてとの事、
 神業。
 当方は、足つりまくり、困ったもんだ。