5月22日
 去年の七夕茶会は、御園棚で葉蓋。
 庭の梶から葉の良さげなものを選び使った。
 涼し気と好評。
 梶は昔、紙が貴重の頃、木簡の替わりに使った物。
 しかし、ザラザラして普通の筆では、直ぐ毛が保がれる。
 時代を考えると、当然筆は竹等を叩いた物との組み合わせ。
 竹は摩耗に強いので成り立。
 日本は紙の文化が世界一進んだ国なので、今の書き物文化がある。
 そこで、若冲と伊豆長八の違い。
 若冲の特徴は顔の無表情。自然の生き物の目は、無心なのでそれを表していると良く言う。
 細密描写を目で行うと良くこうなる。図鑑の絵。
 深水がこれを良く使い今の日本画に至っている。
 表情を映す清方は、近距離で見ると、目が消える。
 歌舞伎座、国立劇場で比較できる。
 長八のレベルの微細画になると、表情が出る。
 昔、松崎のお寺で天眼鏡を覗いた時の驚きは今も忘れない。
 私は表情が有る方が好きだ。
 絹本は大陸から伝来したが、その絹糸の太さを細くしたのが日本。
 
三叉入りの紙、絹本等を作り出した日本だからこんな話が出来る。

 
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 連絡先は、048-487-5098 舟橋宗美。
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 ①朝霞市自宅。朝霞台から北へ徒歩で23分。車OK。
 ②東小金井から南東へ徒歩5分。
 ③新小金井から南へ徒歩3分、小金井市東センター東舟会。