(抜粋)
ネイティブアメリカンには、メディスンマンと呼ばれる立場の人がいます。
メディスンマンの役割とは、その部族に何が起ころうと、ただひたすら心の平和を保つことです。
天災や戦いなど、部族の人々が不安にかられている時も、彼だけは、全てがうまく解決し、全員が楽しく暮らしているビジョンを持ち続けます。
実際、彼の存在によって、恐れていたことは何も起こらず、平和は保たれていたのです。
実際に心配したからといって、事態が好転することがあるでしょうか?
恐怖は解決につながらないどころか、さらなる恐怖を生み出し、ますますあなたを萎縮させるだけです。
全ての行動は、愛か怖れか、どちらかに基づいています。
愛に基づいて選択すると、うまくいきます。
怖れではうまくいきません。
なぜなら宇宙は愛でできているから。
自分が恐れの中にいると思うなら、可能なら、その瞬間は行動しないのが賢明です。
誰かに怒りの手紙を書きたくなったとします。
愛は恐れの結果です。
本音であなたはとても怖がっているのです。
実際に手紙を書いても、ポストに投函したり、Eメール送信をクリックしてはいけません。
愛の感情が芽生えるまで待つのです。
怒りの衝動に身を任せてはいけません。
手紙と違って、言葉はすぐに口から出てしまいます。
意地悪な発言をしてしまうと、元に戻すことが難しく、相手も自分も傷つけてしまいます。
だから、言葉を口にしようとした瞬間のコントロールが必要です。
深呼吸する、散歩に出る、お茶を淹れる、音楽を聴く、ヨガをする、好きな友人に電話する。
そんな行動で、自分を愛の状態に向けるのです。
そして、気分が良くなってから行動を起こしましょう。
一人一人の中にメディスンマンがいたらいいですよね。
どんな時も何が起きようと、ただひたすら心の平安を保ってくれる。
不安にかられている時も全てがうまく解決し、楽しく暮らしているビジョンを持ち続けてくれる存在。
イメージできることはすでに別のパラレルワールドに存在しているから。
自分の中にメディスンマンがいたら安心感の中にいれますよね。
あなたの中にもメディスンマンを置きましょう!