→続きです。

 

 

2、自然治癒力を最大限に高めるために自然法則に順応する

 

天風さんが修行していたインドの山奥の人は、

病気がなく、誰もが長命だったそうです。

 

それは自然治癒力を高める生活をしていたから。

 

衛生設備もない環境で女性のお産に関しては、

誰の介助もなしで一人で問題なくお産をしていたそうです。

 

 

 

【6つの方法】

 

①食べ方について

 

よく噛んで、唾液を十分に行き渡らせて小さく粉々になるまで飲み込まないようにする。

 

飲み込むというより、「気づいたらなくなっていた」というのが理想的。

 

胃が痛い、お腹が痛いという時・・・

 

安定打座をして無念無想の行をしていると、どんどんどんどん口の中へ

唾が溜まってくる。

 

口の中へ溜まった唾を飲み込むだけでもって、一服の薬を飲まなくても病が治るようにできている。

 

不十分な咀嚼は、食べ物を腐敗させておならになります。

 

ガスが出るというのは、消化しておらず、腐敗して発酵しているから。

 

天風さんは、年に1度多くても2度しかオナラが出なかったそうです。

 

 

 

 

【恐ろしい慢性の胃腸カタルになって、何も食べられず、歩けなくなったお相撲さんが天風さんのアドバイスでその日に食べられるようになった話】

 

歩くこともできず、1週間も食べることも飲むことも出来なくなり、

もし治ったとしても、相撲は一生取れないだろう、と医者に言われたお相撲さん。

 

に天風さんは、

 

「関取、さあこれを噛むんだ」とたくあんを出しました。

 

お相撲さん;『そんなもの食べられません』

 

天風さん;「誰が食べろと言ったんだ。噛め、と言ったんだ。飲み込めないんなら飲み込まなくてよろしい。おそらくはお前、食道がふさがっちゃってるかもしれないから、これを噛め。噛むんだ。」

 

で、実際に噛んでみると・・・

 

 

お相撲さん;『飲み込んじゃいけませんか?』

 

天風さん;「いけませんかって飲み込めねえんじゃねえか、おめえ」

 

お相撲さん;『なんだか飲み込めそうです』

 

天風さん;「だめだ。まだいけない。噛め」

 

お相撲さん;『まだいけませんか?』

 

天風さん;「まだだめ」

 

そのうちに天風さんが・・・

 

「もうよかろう。飲み込め」と言ったら、

 

お相撲さん;『もうありません』

 

→これが本当なんだっていうんですね。

 

 

そして、

 

「今まで吐いていた食べ物でも唾を大部分にして飲み込まれた食べ物は吐かねえから

安心しな」

 

そして、天風さんのうちに泊まり込み、アドバイス通りに実行したら

 

3週間後、四股をふむようになったそうです。

 

 

 

あれが悪いこれが悪いと気にするより

 

その食べ物や飲み物の中にあることごとくの栄養を

 

今まさに自分の手足の末端に至るまで

 

恵みとして受けるんだという

 

感謝でよく噛んで頂く。

 

そうすると、ドンドン唾が出てくる。

 

つまんないな。まずいな。本当にもう嫌だな。

 

と思ってりゃ、でやしねえ。

 

よく噛んで食べると、

 

少量の食事でも

 

多くの栄養分を

 

受け入れることができる

 

 

 

 

 

②飲み方について→次回に続きます。