外国人労働者とともに働くことも今後は課題になってくると思いますし、現在も一緒に働かれている方もいらっしゃるのでは?

 

 

一升びん鈴鹿店でも外国人労働者の方がいらっしゃいました。中国やベトナム、フィリピンの方々など。。

 

しかし皆さんに共通するのが、そんなに長く滞在はできないという点。皆さんビザの関係で2年ぐらいすると母国へ帰国したりします。

 

しかし外国人労働者の方も一緒に働くなら教育してぜひ戦力になってもらいたい!

 

そこで今日は中国人労働者に関する教育についてお伝えしたいと思います。

 

私も今まで海外の方々を教育するのにたくさん失敗をしてきました(笑)やらかしました。

 

しかし今はその経験がとっても役立っています。

 

私のようにならないように、飲食店で外国人労働者を抱える方にお伝えしたいことがあります。ぜひ実践してみてください。

 

 

中国人従業員との関わり方

私が今まで関わりが多かったのが中国の従業員の方です。中国の方への教育において特に気を付けないといけない点を3つお伝えします。

 

①明確にポジションを伝える

誇り高き方が多いですから、そこらへんは漠然とではなくしっかりとポジションを与えます。明確に伝えるとしっかり働いてくれます。

 

②数字目標を与える

店長しか知らない情報など、伝えられる範囲で、伝えていくことが大事です。情報提供することが大事です。目標を共有することで、やりがいをもって働いてくれます。

 

③決裁権限を与える

よく私のお店でもあったんですが、忙しさにかまけてコミュニケーションが少なく、かつ不満を聞き出せないでいるとやめられるケースが多いです。

 

以前も洗い物をやっていた中国人の方が「洗う食器がたくさんありすぎて仕事がもう大変だ!」と漏らしたことがありました。

 

そこで私が、「大丈夫大丈夫!頑張って!」と伝えていたんですが、数日たった後、やっぱりそれに耐えきれずやめていきました。自分の不満が解消されないことにいらだち、やめていきます。

 

まあ、個々の能力もありますので何とも言えませんが、「この人がお店にとって絶対必要」というのであれば、きちんとコミュニケーションをとり、権限を与えなければなりません。

 

「○○さん、洗い物大変だね。じゃあ、忙しくなったら、○○さんがどうしたいのかを決めればいいから。一人で頑張ることないよ。忙しい時には○○さんに入ってもらうようにすればいいから。○○さんが決めればいいよ。」と店長の権限を一部譲渡するとやりがいをもって喜んで責任をもって働いてくれます。

 

外国人労働者のコミュニケーションの取り方

外国人労働者を雇うとコミュニケーションをとるのが大変なこともありますが、しかしやりがいを持ってくれるとへたな日本人よりもよく働いてくれます(笑)

 

しかし絶対にやってはいけないことがあります。

 

それは外国人労働者にたいして叱ることです。ま、日本でもなるべく叱らないような環境にすることは大事だと思いますが・・・。

 

ただしどうしてもこれはいけないと思ったときは、それを伝えなければなりません。

 

ではどのように伝えればいいのでしょうか?

 

外国人は「なぜ?」で動きます。

 

自分が外国人労働者に対して「問題行動だな」と思ったときは、頭ごなしに「違う!そうじゃなくて、こうしてくれ!」という言い方はよくありません。叱ると人間関係が崩れます。

 

外国人労働者に対しては「なぜそうするの?」と言う「なんで?」をまず最初に聞かなければなりません。

 

そのあとは、「なるほどね!でもそうするとこうなるから、こうしてほしい!」という伝え方をします。

 

逆にほめる時も質問することです。「なんでそんなに一生懸命やってくれてるの?」と褒めます(笑)ほめる時も叱るときも「最初はWHY(なぜ?)」と覚えておいてください。