本日は焼肉のホルモンの名前の由来についてお話させていただきます。
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焼肉一升びんの名前の由来
色々と名前の由来ってあると思うんですけど、焼肉の一升びんも由来があります。
うちの先代、今は亡きおじいさんがつけたんですが、 1962年に焼肉一升びんを創業しました。
当時は戦後間もない時代で、日本の復興に向けて 国民が方々が生活に必死でした。
今は少子化とか言われていますけれども、このころは真逆で、一家に子供が4人、5人、6人とたくさんいた時代でした。
そのおじいさんがイメージするその当時の「幸せ」っていうものは、円台の真ん中にぽんと一升瓶を置いて、酒を注いでもらって飲んで、みんながちゃぶ台を囲んでわいわいする 。これが幸せの象徴とするところで 一升びんという名前を付けられました。
ホルモンの名前の由来にまつわる3つの諸説
ホルモンがなぜ「ホルモン」にと呼ばれるようになったのか?
これ諸説ありますけれども、代表的なものが3つあります。
①医学用語説
まず、第一なんですけど、明治時代に西洋医学が日本に入ってきまして、その医学用語であるホルモン。
いわゆる男性ホルモンとか女性ホルモンとかという意味のホルモン。
これを活性化させるのに、すごく良いとされていた食品、健康食品とかですね。
それらを総称して「ホルモン料理」と呼んでいたみたいなんです。
例えば、卵とか野菜とか山芋とか、すっぽん料理とか。
そこには牛や豚の内臓料理も入りますし これ食べれば健康になれますよ~ これたべてくださいね~みたいな。
それが語源という説がまず第一。
②外国語説
2番目の説は、外国からの影響を受けたというもの。
外国にもホルモンという単語は存在します。
アメリカ語でhormonという言葉があったり ギリシャ語でもhormonという言葉があったり、ドイツ語にもあります。
その外国のホルモンの意味なんですが、動物の臓器や器官、もしくはそれを活性化させるなど、 そういう意味合いがホルモンと外国では呼ばれています。
なので日本で商売されてる方が当時牛や豚の内臓を お客さんに提供するときに
「はい、こちら内臓です」って提供したら、当時からすると動物の臓器を提供するなんて「えっ」てびっくりされますよね(笑)
「内臓?いや、こんなの大丈夫なの?」みたいな。。
そこで、「なんかいいネーミングないかなあ」と頭悩ませていたところ、
「あっホルモンなんていいんじゃない?」
ってことで ホルモンという名前つけて売り出したという説。
外国の単語を取り入れて「こちらホルモンです」って言う風に提供すれば、すごく聞こえがいいじゃないですか!(笑)
しかも横文字やしかっこいいし。
③方言説
3つの中では一番ポピュラーな感じで 知れ渡っている説。
牛って精肉系と内臓系(ホルモン系)に分かれます。
精肉系はカルビとかロースなどを指します。
かたや内臓系っていうのは ホルモンと呼ばれている部位です。
この2つなんですけど、昔は内臓系(ホルモン)っていうのは 捨てられていたものなんですね。
だからお肉っていうのは昔は精肉だけだったんです。
でもその捨てていた部位を食べられるっていうことがわかりまして、それを捨てるのはもったいないと、大阪人が言い出しました。
大阪人って捨てるっていうことを「放る(ほうる)」っていうんですよね。(ま、私も使いますが(笑))
「 おい!それほったってくれ」みたいな。。
だから「放る(ほうる)」→「ほうるもん」→「ほるもん」になったという説。
これは1970年くらいに生まれた言葉で、比較的最近登場した説で、①や②のように明治時代から「ホルモン」という言葉があったということは、この説はちょっと違うのかな?と。
由来ではなくホルモンというものを一般普及させようとして 作られた言葉なのかなという風に思います。
まとめ
ということで3つの由来をご説明させてもらいました。
1番有力かなと思うのが 1番か2番かな、と思われます。
3番目の説は ホルモンを広めるために造った 語源だと感じます。
戦時中だとか 戦争直後というのはもう生きるか死ぬかの時代ですから、真面目に一生懸命、日本復興のために働かれていた先人の方がいらっしゃったわけです。
そういう方々のおかげで、日本の経済も良くなったわけですが、そこでちょっとゆとりができて、生活も豊かになり、ほるもんはほうるもんなんやあ~ みたいな、ちょっと笑いというものが生まれてきたのかな~と。
そんなノリで名づけられたのかな~と。
ホルモンには、みなさんを元気づける力があります。
ホルモン食べて、この時期を乗り切っていきます。
ということで今日はホルモン3つの由来についてお伝えさせていただきました。
ということで本日もありがとうございました。